求められる喜び1
それから一週間くらい経ち、もうすぐ中間テストが始まろうとしている。
みんな中間テストが嫌だと言うのだが、私にとってはすごく素晴らしいものに感じていた。
なぜなら、テスト期間中は早く帰れるから!!
私がそんなにも早く家に帰りたいのには理由があった。
実は私は極度のホームシックだった。いつも、何かで気を紛らわしていたので周りにバレることはないが。
それはさておき、私はテスト勉強をしなければならない。もちろん、いい成績をとってお母さんを喜ばせるためだ。
そして私は勉強をするために部屋に篭った。
*
いよいよ、テスト当日になった。
私は席に座り、復習をする。
すると、教室のドアが開き、誰かが入ってきた。
ドアの開け方、足音、気配、それらを感じ取って、はるちゃんが入ってきたのだとわかると、私の心は喜びに満ち溢れた。
はるちゃんは私が持っている復習用の紙を傾け、自分も復習を始めた。
「テスト勉強、何かした?」
「何もしてない。」
はるちゃん、またテスト前だけの勉強で臨むのか…
はっきり言って、はるちゃんは勉強すれば賢い。
なのに、勉強をしない。
「勿体無いなぁ。」
「え?なに?」
「ううん。何でもないよ。」
暫くして、他のクラスの歩美ちゃんと、ともちゃんと、あまねが来た。
歩美ちゃんは、はるちゃんが私と一緒にいるのを見ると、やっぱり莉奈大好き人間だな。と目で言ってきた。
歩美ちゃん、その目、やめて(笑)
そうこうしている間にチャイムが鳴り、みんな自分の教室に帰っていった。
さぁ、いよいよテストが始まる。




