ヒロインの親友
ティーチャーえみりんが来た。
えみりんの顔を見ると、これからの学校生活が苦痛になってくる。
私はちゃんと学校生活を送れるのか…?
そんな不安が頭をよぎったその時、誰かが後ろから抱きついてきた。
「ふぇっ!?」
思わず変な声が出たが気にせず、匂いを嗅ぐ。
この匂いはゆりだな。
そう、抱きついてきたのは親友のゆりだった。
「おはよう、ゆり!今日もいい天気だね!」
爽やかな笑顔で挨拶をした。これは作り笑顔ではない。大事なことだからもう一度言う。これは作り笑顔ではない。
ゆりは今までの誰よりも一番気が合い、親友と呼べる人(こっちが勝手に思ってるだけ)だった。
困ったことに、私の親友はゆり1人だ。親友が欲しい。でも、私の場合1年(長い人は2年)一緒にいないとちゃんと付き合える友達になれないのだ。
もちろん、1年以内で仲良くなれる人もいるのだが、それは極々少数だった。
だから、友達作りにはすごく苦労していた。
そんな数少ないお友達の中で1番大好きなゆり。(友達に順位を付けるのはどうかと思うが)これからもこんな私をよろしくお願いします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
感想などのコメントをくださると嬉しいです。