表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある異世界にて狩人は笑う  作者: 作者不明
83/163

愛故に罪を犯す。





「マリス……会いたかった」



「アルス……来ないで!!私はもう貴方に会えないわ」





「知ってるよ、今雪人さんから情報をもらった」



いつの間にか雪人はアルスに光の球を渡している。





「情報の魔術結晶……!?」




「嬢ちゃん、あんたは引いちゃいけねえ、愛した男のために罪を犯したならな」




「……そんで太一さんは皆が出来ない事をしているんだろ?」



ネクサスの言葉に太一は煙草に火をつけると



「……出来うる限りの蘇生と罪の免罪の申請、骨が折れた」



「……どんだけ神に伝手があるんですか」



「……まあそれなりに?」



二人の言葉を横目に雪人は黙って傍を離れると




「嬢ちゃんあんたの罪は免罪されてる、後はどうにかすればいい、ルイゼさん、あんたはどうせこっちに来るんだろ?」



「そうだな、ここまで来たならば国は破壊せねばならんし、マリス、お前は愛しい男と共に大地へと戻れ、魂の残滓でしかないだろう?他の研究員は」




「……ええ、彼女達は生命の残りカスで生きる哀れな生命」




「……話は後にしよう、マイクを連れて消えるぞ」




天上国の爆発音と共に太一が告げた。





「君がどんな罪を持とうとも僕をよみがえらせるために行おうとしたなら共に罪滅ぼしをしよう」



「清廉な貴方の傍にいてもいいの?」



アルスは静かに抱きしめながら頷いた。









「ちょっ!!なんで爆発してんの!!」




国が崩落する5分前に救出されたマークは生きた心地がしなかったらしい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ