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とある異世界にて狩人は笑う  作者: 作者不明
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リンネと太一(前篇)



「リンネ……いきなりじゃないか?」



リンネの自宅で押し倒されながら太一は苦笑する。



「男女がするっていったらこれでしょ?ゴム持ってるし平気よ」



艶めいた瞳でリンネは語る。リンネとのデートはのんびりとした自宅デートになった。元々が幼少時の付き合いであり高校生の時には妹の立場になっていたのだが、ルーランの件で様々な女性の感情を感じ取るようになり太一にしては珍しく少し戸惑っているのだった。





「……いくら正妻が複数容認できる国だからといってこれは飛躍しすぎじゃないか妹よ」



「いいじゃない、昔から御兄ちゃんの事好きだったんだし、御兄ちゃんは自分の魅力を知るべきよ」



「……どこぞのハーレム物語のようだな」



妹のように思っていたリンネにふうとため息をつく、道理で今日二人で食べた料理には精力のつくものが沢山あったわけだ。これほど好きと言われてはもうどうしようもない。




「それでお前はどうしてほしい?」



「もうわかってるくせに」



リンネは甘えるように太一に囁く。




「……地球なら女泣かせの主人公のようだな」



「地球でないからいいのよ、皆幸せになるし、英雄色を好むでしょ?」



リンネはクスクスと笑うと同時にキスをした。











翌日



「……まさか十回戦までいくとはな」




太一はベットの上でふうとため息をつく。




「まだいけるよー」



リンネは胸にぐりぐりと頭を撫でつけながら言う。




「……勘弁してくれ、いくら俺でも疲れる」



「じゃあ一日所有権だけどズルして今日も一緒にいてよ、御兄ちゃん」



「……可愛い妹のためなら仕方がないな」




太一はそう言うとリンネを傍らに引き寄せ眠りについた。


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