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とある異世界にて狩人は笑う  作者: 作者不明
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インターバル。



医務室の中でスキンヘッドの白衣を着た医者の老人が棒付き飴を舐めながらアギエルと武王をじとめで見る。彼の名は雪人の招聘で招かれた最上級治療医、治療を極めた治療術師で、名はキャンディ=ウッドマン……二つ名は[死地すら覆す男]彼にかかれば瀕死や欠損部分を抱えた患者でも余命僅かな病を持つ患者でもたちどころに生をまた掴む事が出来るという。



「お前等はしゃぎすぎ、全身火傷要重度に内臓裂傷重度、骨に至っては無事なのを数えるのが難しいくらいだ、後三分治療おくれたら死んでたぞ」




「面目ない」



「……はしゃぎすぎた」




「まあワシが居る以上は死人は出さんが、加護持ちでもない人間に龍の全力はやめてやれ、この男、何の加護もないただの人のまま剣聖の域まで成長したのは見事じゃが、そのうち死ぬぞ」




「元より覚悟の上です、師よりもその言葉は頂きました」




「……まあ好きにせえ、神に愛されるでもなく魔王にも愛されるでもなく徒人でそこまでの力を持つとは人はすごいもんじゃの」










「サイリス、君の弟は素晴らしいね、あそこまで雄々しい龍だとは」




「そうね、アギエルちゃんは私達の中で一番強いから」




「……ロク姉、すげえ顔」



「ラーゼリア殿の拳は龍に覿面でござる」




「うっさいのう、お主も似たようなものじゃろ、太一に治してもらうぞ」





「デート!バルバトイとデート!!」



「あー、激しく後悔、めんどくせえ」





「激しい感じでは多分おちないわね」



「太一はどちらかというと淡白だからのう」





「……なんだか俺の周りで色々と動いてるような気がする」



「中心はじいさんだろ」




欠伸をしながら太一はそう言うと同時に休憩時間は終わりを告げた。


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