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とある異世界にて狩人は笑う  作者: 作者不明
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かつて世界を救いし者

老人の本来の名は誰もしらず本来の姿も知らず、勇者たる力を引き出した謎の存在としてマリアの時代記述されている。


3000年前邪龍戦争と呼ばれた古の戦争で、三英雄を導いた謎の導師アンノウン。


世界が救われたと同時に姿を消した伝説の存在。


「それで今度はどうするんだ?」


「なに、一度また救おうというだけじゃ、世界を」


じじいと名乗ったアンノウンはくすくす笑う。


「マリアもまた前世の記憶をもうすぐ思い出す」


「…たくっ相変わらずだな、んでマリアの転生先は?多分あのひとだろうね」


アンノウンはにこりと笑う。


「あの子はアギエルに惚れてたからの」


アンノウンはにこやかに笑う。


ラグナはロクシャーナの昔話を聞いているうちにいつの間にか意識を失っていた。


「はじめまして、今世の私」


穏やかな声が響き振り替えると自分によく似た黒髪と赤目の少女がにこやかに立っている。


「…マリア=リフトル?」


かつて最愛の人と共に世界を救った少女の名前を告げる。


「あなたはわたし、いずれわたしを知るわ、最愛のひとは同じ、だから共に戦う力を」


そういうと一振りの白い剣を渡す


「聖光剣グランシャリオ、想いの力があなたを強くする」


ラグナに手渡されるとマリアはにこりと微笑む。


「次第に私の記憶はあなたに受け継がれる、アギエルによろしくね」


マリアが消えると同時にラグナはしっかりと頷いた。


「転生者か」


突如光に包まれたラグナを見ながらロクシャーナは呟く。


「過去の記憶に触れることで転生を終える術式だったみたいだな、あのじいさんには恐れ入る」


アギエルは静かに呟く。


「アギエル、君の大事な人が前世であったようだ」


ラグナは目を覚ましそう告げると


「そのようだね、マリアか?」


「ああ、どうやら私は共に戦う力を渡されたらしい」


ラグナはにこりと笑った



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