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とある異世界にて狩人は笑う  作者: 作者不明
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魔人王

またこちらも色々と更新します

目の前の威圧感をもたらす美女に少年達は圧倒されるが、マオとリオは気にもせずににこやかに声をかける。


「シームレス、お前もばかだなあ」


「そうだね、どうにも気狂いになってるね」



「きつけいっとく?」


「頼むよ」


そう言うと同時にシームレスと呼ばれた魔人の国の王は雄たけびをあげ、異形と化した。



その姿は機械的にしてどこか神をも彷彿とされる。



「とりあえずヤバいと聞いたから来てみたら予想以上だねえ」



「ああ、禍々しい感じ、多分どっかからヤバい奴を拾ってきたな、基本こいつ色んな奴に優しいもん」


「大方護る力をやるからってほいほい行ったんじゃないの?」



「それだ!」



マオとリオはにこやかに笑うと異形と化したシームレスが翼を広げ突進してきた。



「なんかあれだな、特撮に出てくる仮〇ライダーみたいだね」


「最近女子も出るよね」



マオとリオは適当に蹴り上げて吹き飛ばすとふむと頷いて



「ちょうどいいや、あんた達、戦いなさい」



後ろに控えるサイス達に声をかけた。



「いきなりだな」


サイスはため息をつくが乗り気なようで自らの愛銃を構える。



「マジで?あの人、普通に魔王クラスじゃないの?」


マークはため息をつきながら剣を構える。



「多分ランクはSランクくらい?」


ネクサスもにやにや笑う



「さーちあんどですとろろーい」


ルネも楽しそうに頷く




「あれま、案外楽しそうじゃないか」



「まあ俺らも親方にしごかれてますんでね」



ネクサスは笑い声をあげる



「さあはじめようか!!」



叫びをあげた。





シームレスは混迷を極める意識の中にいた。何故ここまで世界に対して憎いのかわからないまま、自身に何かを植え付けられたのはわかっていた。まだ理性があるうちに友人であるマオとリオに声をかけた。何故こういう風になったのか、自分でもわからないが、何故だか商人風の男に声をかけられとある薬を飲んだのは覚えてる。





「しかしここまで粗雑になるのも変よねえ」


「多分おかしくなる前なら圧倒してるな」


サイス達の戦いを見ながらマオとリオがそう呟く。



サイスの銃弾に晒され、マークの剣撃、ネクサスの魔法、ルネの機械仕掛けの攻撃、少年達の連携に翻弄される、自分達が知っているシームレスであれば軽くいなせたはずだ。



「無理矢理馴染まない魔力を浸透させられてるし」


「意識もはっきりしてない」



マオとリオはそう言いながら指先に光を集め



「「それに隠れてみるにはちょっと雑ね」」



玉座の後ろに光を放ち爆発させると



黒い服を着た軽薄そうな男が困ったように出てきた。



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