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#暴れまわる少年達
「さてと依頼はとりあえず制圧か」
サイスは両手にマグナムタイプの銃を構えると静かに呟く。
「サイス、それって片手で持てないタイプだよね?」
「俺は丈夫だからな」
「相手死ぬよね?」
「大丈夫だ、回復処置は心得ている」
「そんな問題じゃないよね?」
「お前は戦場で情けをかけるのか?」
サイスはふむと頷くと
「ならばお前の考えを尊重しよう」
マイクはその言葉にほっとすると同時に目の前の敵に目を向ける。
「正気失うってどんだけだよ」
シームレス王の間
「やれやれ、マオもリオもなかなか有望なこらを連れてきたものだ」
美しいオレンジ色の瞳の美女がくすりと笑う
「私の理性が溶けるまえにきてほしいものだ」
そう呟くと同時に瞳に光が失われていく




