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とある異世界にて狩人は笑う  作者: 作者不明
145/163

ギルドスノードロップ4


帝という位置付けは他国のギルドに比べると役割が若干違う。この国の帝と呼ばれるのはいわゆるこの国の良心であるといっていい。すなわち。




[全帝、ロウレン提督から賠償金請求がきてます]





隣国に滞在するギルド員の報告をきいて、帝を束ねる白髪の老人、ブリューナクはため息をつく。長身でやせ型。だが服のうえからでも無駄のない筋肉がみてとれる。




「言い値ではらうといってくれ、またうちのバカ共がやらかしたんだろう」




ブリューナクはため息をつきながら通信を切る。自分の所属するギルドは依頼率が100%という驚異の達成率を誇るのだが、如何せん伝説級の種族まで擁するので、人界の常識に疎いものや豪放磊落なものも多くいい意味でも悪い意味でも名が轟いている。




ブリューナクもまたかつて世界がはじまり、神々が争っていた時代に産まれた人型兵器であり、どちらかというとホムンクルスに近い、従うべき主を失い永劫の時を歩いてきたがある時、雪人に出会い友となり今全帝という役職で存在する。



「なかなか面白いものだな」



書類に悪戦苦闘しながらも楽しげに微笑む。

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