121/163
♯妹が彼氏と同棲をはじめた事にたいして
アギエルは基本過保護です
兄としては非常に不安を覚えるわけだ。いや性格はとてもよく穏やかな青年としてみているので別段として問題はないのだが、やはり特殊な能力を持つ絶対悪という存在である彼はとても不安ではある。年齢も見た目通りではないだろうし、寧ろラクシャーナは光属性のくせに闇属性の者に惹かれすぎだ。
「兄さん、うぜえ」
「うるさいぞ、妹を心配して何が悪い」
「だからそれ、妹に嫌われる言葉だから」
隣で末妹達に絵本を読むバルバトイを見ながらアギエルは静かにため息をついた。まさかいきなり不動産にいき、家を決めてアンリ君と同棲をはじめた。
「心配かもだけど、ラクシャーナなら平気よ」
ラグナはにこりと微笑み言うのでアギエルもそうだなと呟き
「信頼するか、だがまださせんぞ、キスまでだ」
「避妊具つけりゃ平気だろうよ」
「子供達の前でいうなああ!!」
今日も平常運転な一日です。




