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♯蕎麦屋
とある名もない国。その世界は強さこそが全て、だがその世界は塗り替わる、一人のとある蕎麦屋によって。
「サブローの歌はいいねえ」
荒廃した街に割烹着をきた老人が耳にイヤホンをつけながら煙草に火をつける。目の前の不良じみた男達を見ながらボロボロになった子供と女達を見ると同時にふうと煙を吐く。
「うまくねえなあ……さてお前さん達伏せときな」
そういうなり男達は吹き飛ばされ暴風雨並の拳の連撃が襲う!!
「お前等が強さで虐げるなら俺は暴力で滅ぼしてやろう」
そう世界最強の蕎麦屋雪村雪人はそう呟いた。




