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とある異世界にて狩人は笑う  作者: 作者不明
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五番目の男2




ネオの争乱から数日あけ、新たな世界機関のエージェントとして現れた男、その名はウェイブ=スペクター、どこか軽薄ではあるが義に強い男として評価を受けていて黒いスーツに黒いハットというチンピラ風の風貌の男ではあるが、この男は不死の眷族と人間との特異なハーフである。生まれながらにしての死の眷族ととある光の巫女との間に産まれし本来ならば死ぬはずだった不義の子。



生まれながらに死と纏う人間として多くの人間にうとまれてはいたが、それ以上に彼はヒトに愛されていた。種族としては不死の特性を持った人間ということでいいだろう。故に本来扱えないはずの死の眷族の魔法や人間特有の魔法もある程度は扱える。



彼は出自を告げても何も変化をもたなかった太一を主と定め、彼の元で暗躍者として手腕を発揮することとなる。





「……仕事は慣れたか?」



「楽しいですね」



太一の前であればやはり部下のように受け答えをする。太一の部屋の書斎で珈琲を啜りながらウェイブは目の前の太一を見る。



「それはよいことだ」



言葉少なく言い返す太一を見ながら少し冷や汗をかく、この主と見定めた男の底は伺い知る事はできない。




「さてウェイブ、少し頼まれてくれないか?」




「はい」



太一の言葉に息を飲む。




「ある男嫌いの令嬢に付き合ってくれ」




「はい?」



的外れな依頼にウェイブは思わず肩をはずした。


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