大地の力携えし侍。
「やれやれ共和国に越してからはじめてでござるな、[オロチ]を扱うのは」
「お姉さんて漫画家さんじゃないの?」
目の前の露出が多い胸元をあけたロクスウェルとも勝るとも劣らない胸を持つたらこ唇の茶色いロングのジャギーの女性はにこりと笑う。
「漫画家は本業でないでござるよ」
「……漫画の巻末に写真載ってるし、本業かと思った」
「ファンを斬るのは忍びないでござる」
「私も憧れの先生を倒すのもね」
「……御主……矢崎とやらの企みに賛同しているのでないのか?」
「別に……ただ楽しそうだからね、ボスは温和すぎるのよ」
「……何か理由がありそうだが」
「聞くのは野暮よ、誰の味方でもないけど一応先生戦わなきゃだから」
そう言うと目の前の女性は美しい白い翼を生やしまるで天使のように変化した。
「御主、名前は?私の名前は知っているのでござろう?」
「そうね、七天……いや八天龍が地の龍王ロクスウェル!!我が目的のため戦いを挑む!!私の名前は七道真弓!!」
「良い名前でござる!では大地の魂から具現せし我が愛刀オロチで御主を迎え撃つ!!」
ロクスウェルから巨大な茶色の気がはじき出される!!




