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デートのお誘い

携帯の電源をつけては消す。さっきからそれの繰り返しだ。

いい加減、勇気を持てよ、と自分に言い聞かせてもすぐに不安に押し潰される。このままじゃ、変われないのに……。


「あーー、もう! どうしたらいいんだよ!」


苛立って独り言をぶつけてみても、携帯はなにも反応せず、ただ黒い画面が広がるだけ。その真ん中に臆病な俺が映し出されている。不機嫌そうな顔の裏には、不安と焦りが見え隠れしている。


ふう、と軽く息を吐き出して君の顔を思い浮かべてみる。癖や匂い、行動、声、しぐさ。

考えれば考えるほど、苦しくなる。心臓を思いきり掴まれたような、そんな痛みと息苦しさ。

深い海に潜っていて、息継ぎが出来ずにじたばたともがいている、そんな自分。

そのままでは、いつか溺れてしまうというのに。

楽になる(すべ)を俺は持ち合わせていない。

だから海でもがくしかないのだ。浮き輪につかまっているのも手かもしれないが、それは予防線でしかない。

必ず溺れない、という証はどこにもない。


「さっさと誘ってみろよ。向こうの予定も決まってくるだろ」


そう言い聞かせてみるも、やはり動けない。

君の連絡先を表示させるも、文字を打っては消す、の繰り返しだ。

だから何年間も変化しないんだろうな、と苦笑するしかない。

彼氏がいたら、もし断られたら、どうしよう。

こんな情けない姿、誰にも見せられないな。


携帯を手にとって、連絡しようと文字を打った。完成しても、送信ボタンが押せない。

さっきから、何時間これで悩んでいるんだろう。

ああ、もたもたしてたら、誰かにさきを越されてしまうぞ。そんなの、一番後悔する。

神様、俺に勇気を下さい。せめて、好きな人をデートに誘えるくらいの、小さいようで大きな勇気を。


ぎゅ、っと握りしめた携帯の画面には送信しました、の文字。

勢いで送ったあと、すごく恥ずかしくてこのまま死んでしまいそうだ。

しばらく電源切っておこうか。

待っているのもかなり辛い。


電源を切るまで、あと一歩ーーというところで画面がチカチカと光った。

なんだなんだ、と思っていると、目についたのは受信しました、という言葉。


うわ、早速かよ!?

怖いが、開くしか選択肢はない。


祈るように、君からのメールを、開いた。

とてもお久しぶりに小説を開いて書いてみました!

いやいや、もう色々変わっていてびっくり!!

こんな感じだった? と思いながら書いていました。笑

ずっとずっと放置していたので誰も見てくれていないだろ、って思ってたんですが、まだ読みにきてくれる方がいて、なんていったらいいのか……。

本当にありがとうございます!!


久しぶりに書いたので、とりあえず短編だけ投稿しようと思いまして。

また近々、短編でも長編でも投稿したいなぁ……。

ほんとにほんとに見てくれてありがとうございます!

次は間をあけずにが目標です!

駄文も誤字も成長していけたら、と思います!

あたたかく、長い目で見守ってやって下さいね!笑

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