第一章エピローグ
リアクション6300、ブックマーク3000件、評価ポイント6700pt、総合評価ポイント12900pt突破本当にありがとうございます!
ブックマーク3000件突入ありがとうございます!
今回で1章としてた部分は終了となります!
次の話からから2章が始まります!
2章からはゴブリンキングの巣の奥に向かったりなどなどが展開されていくので、2章もよろしくお願いいたします!
「ふぅ……結構やったなぁ」
あれから何時間かたっただろうか。
俺は部屋中に散らばっている《分解》を使って出来た素材の山を見て呟く。
《分解》で出来た素材は石や鉄、木材だったり……中にはなにかの動物の骨なんかもある。
「ありがとな、スケルトン。もう戻っても良いぞ」
「カタカタカタカタ」
途中から、一々ドロップアイテムを持って来て《分解》、分別の流れががめんどくさくなり、ドロップアイテムの手渡しと《分解》で出来た素材の分別のために召喚したスケルトンだったが、もう用事は終わったのでスケルトンを送還する。
スケルトンはカタカタ音を鳴らしながら頷くと、召喚された時と同じ紫色の魔方陣が足元に現れ、そのまま吸い込まれるように魔方陣の中へと消えていく。
そして、スケルトンが消えたのを確認してから一息ついた。
「それにしても……思ってたよりもドロップアイテムを回収してたんだな……」
俺は《分解》で出来た大量の素材の山を見ながらそう呟く。
今回、【錬金術】のスキルレベル上げで一部を残して、それ以外の武器防具のドロップアイテムはすべて分解した。
かなり魔力は使ったが、火炙り後の【吸魂】でレベルアップして魔力の総量がかなり上がっていたからか、魔力が尽きる事はなかったのはよかった。
ちなみに、一番多かったのは棍棒に使われていた木材で、次点で金属系の武器防具を分解して出来た金属類だ。
さて……これで【錬金術】がどこまでスキルレベルが上がったかな。
俺はスマホを取り出して、セルフステータスを開く。
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名前:多賀谷海斗
年齢:16歳
種族:人間Lv.45
:レイスLv.41
職業:死霊魔術師Lv.34
体力:2250/2250
魔力:1262/3675
攻撃:1543
防御:1185
俊敏:1156
器用:987
知力:1671
幸運:76
所持SP465
職業スキル:【死霊魔術Lv.3】【魔力増加Lv.5】【死霊強化Lv.1】【呪術Lv.1】
取得スキル:【暗記Lv.4】【速読Lv.2】【柔術Lv.4】【鑑定Lv.4】【上級鎌術Lv.1】【気配感知Lv.7】【直感Lv.3】【看破の魔眼Lv.3】【身体能力強化Lv.4】【感覚強化Lv.3】【隠密Lv.7】【投擲術Lv.8】【毒付与Lv.3】【擬装Lv.4】【上級棍棒術Lv.4】【アイテムボックスLv.6】【斧術Lv.8】【両手剣術Lv.5】【短剣術Lv.3】【威圧Lv.1】【統率Lv.1】【槍術Lv.2】【錬金術Lv.5】
魔法スキル:【氷魔法Lv.5】【火魔法Lv.5】【風魔法Lv.3】【回復魔法Lv.2】
種族スキル:【魔力操作Lv.8】【飛翔Lv.9】【吸収Lv.3】【物理攻撃耐性Lv.1】
固有スキル:【吸魂Lv.4】【霊体化Lv.6】
称号:境界の管理者とコンタクトを取りし者
ゴブリンスレイヤー
放火犯
首狩り
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……うっわぁ……【錬金術】のスキルを取得した時に軽くチラッと見たのが最後だけど、改めて見るとスキルの数がかなり増えてるな。
ステータスもめちゃくちゃ上がってるし。
称号は……いくつかツッコミたいけど、スルーしよう。
なんだ放火犯に首狩りって。名前だけ見たら完全にダメな称号だろ。
で、え~っと……目的の【錬金術】の方は……うん。
スキルレベル5まで上がったのか。
結構スキルレベル上がったみたいだし……これなら結構良い武器が作れるんじゃないか?
魔力も充分残ってるし……よし。
「作ってみるか、武器」
俺はスマホを【アイテムボックス】にしまいながらそう呟く。
さてさて……一体どんなものが出来上がるか。
少し楽しみだな。
「え~っと、まずはメインウエポンの鎌を作るか」
床に散らばった《分解》で出来た素材を見ながら俺は呟く。
メインウエポンは【上級鎌術】を取得してるので鎌がいい。
……まあ、【上級棍棒術】の方がスキルレベルが高いけどまずは鎌だ。
もちろん、【上級棍棒術】用に棍棒も作るつもりだが、これからも慣れている鎌を使っていくつもりだし。
というか、棍棒という武器はゴブリンファイターを倒す時に使ったが、棍棒はあんまり使いたくない。
石製だったけど、くそ重いし、動作が大きくなりやすいし、なにより重さがあるから一回振り下ろした後の切り返しがしにくいんだよな。
数が多い時とかは全力でふればまとめて敵は倒せそうだけど、普段から使うなら鎌の方が色々とやりやすい。
「うーん……とりあえずはどれで作ろうかな……?」
さて……どんな素材を《錬金》で錬成しようか。
今回の素材は鉄と木だけではなくて、石、それから骨なんかもあるからな。
そうだな、【錬金術】を取得した時にいくつか《錬金》のレシピのようなものが頭に浮かんだんだが、それを参考に……
「まずは、鉄」
まずは、《分解》した素材の中で金属類の山を作り上げているところから鉄の延べ棒を取り出して床に置く。
「そして、魔石」
続けて、【アイテムボックス】から魔石の(中)とあった物を取り出して、床に置いた鉄の延べ棒の上に魔石を乗せる。
これで準備は完了だ。
「《錬金》」
俺は床に置いた鉄の延べ棒と魔石に手を翳してから《錬金》を発動する。
すると、魔力が使用された感覚と共に《錬金》を発動した鉄の延べ棒と魔石が光を放ち始め──
「おぉ……」
──光が収まると鉄の延べ棒と共にそこにあった魔石は消えて、そこには見た目は鉄の延べ棒だが、魔石と同じ色のラインのようなものが入った鉄の延べ棒が存在していた。
「【鑑定】」
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名称 :魔鋼
レア度:C
状態 :上質
詳細 :魔石と鉄を《錬金》することで出来る素材。
魔力が宿っていて、その固さは鉄を素材としたが鋼以上となっている。
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「へぇ……これが《錬金》か」
さっきまで、鉄だったものが魔石と《錬金》したことで魔鋼という全く新しい物質に変化している。
それに、見た目だけでなく強度も上がってるらしい。
うむ。まさしくこれぞファンタジー金属。
今回の俺の武器はこの魔鋼を使って作ることになる。
ということで、この魔鋼と素材の山から取り出した木材をさっきと同じように重ねて《錬金》する。
「おっ。出来た出来た」
《錬金の》光が収まると、さっきまで魔鋼と木材だった物が鎌になっていた。
「【鑑定】」
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名称 :魔鋼鎌
レア度:C+
状態 :上質
詳細 :魔鋼で作られた鎌。魔鋼の性質によって普通の鎌よりも切れ味が増している。
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よし、どうやらうまく出来たみたいだな。
詳細を見た限り、鋼よりも固いらしい、これなら今までの草刈りに使ってた鎌なんかよりも戦闘には使えるはずだ。
俺は出来上がった魔鋼の鎌を手に持ってみる。
重さは、草刈りに使ってた鎌よりもかなり重いが、それでも俺の上昇したステータスからしたら軽いものだ。
草刈りの鎌よりも刃の部分も大きくなってるし、これなら切断できる範囲も増えたし今までよりも使いやすくなるだろう。
これは後で実際に試してみなきゃな。
「うっし……それじゃあどんどん作っていきますか」
その後、俺はしばらく【錬金術】を使い、武器を作っていくのだった。
さぁて、どこまで【錬金術】を成長させられるかなぁ。
楽しみだ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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