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不運?な事故から始まるレベルアップ生活~夢の中で幽霊をぶん殴ったら現実なのにステータスがありました~  作者: スクイッド


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【錬金術】

リアクション6100、ブックマーク3000件、評価ポイント6600pt、総合評価ポイント12600pr突破本当にありがとうございます!

 「わ、わたしもカイトさんが作った物に【付与魔術】をかけます!」


「え? 助かるけど……良いの?」


「は、はい! もちろんです! カイトさんにはいっぱい助けてもらってますもん!」


 リーアはそう言いながら真剣な表情で俺の方を見てくる。

 俺が作る物に話に聞く、【付与魔術】をかけてくれるって事はかなり助かるけど……


「……そうですね。お嬢様が【付与魔術】をかけてくれるなら良い武器が出来ると思いますよ」


 ソフィアさんも微笑みながらリーアの言葉を肯定する。

 そっかぁ……


「それじゃあお願いします」


「はい! 任されました!」


 俺がリーアの方を向いて、頭を下げるとリーアは嬉しそうな表情で俺を見ながらそう言ってくれた。

 それじゃあ、作成をチャレンジしてみますか。

 ……当然ながらご飯を食べてからだが。


 ******

 *****

 ****

 ***

 **

 *


 ソフィアさんの作ってくれたご飯をすべて食べきり、洗い物などをソフィアさんと一緒にしたあと、場所を移動してきてやって来たのは倉庫。

 ここならどんなに汚そうと問題ないからな。

 ちなみに、俺が作った物にリーアは【付与魔術】を使ってくれるとの事だが、まずは【付与魔術】を使うものを作らないと話にならないので、今ここには俺一人である。


「さてと……それじゃあどうするかなぁ」


 すでに、夕食後に【錬金術】を30SPを使用して取得した俺には【錬金術】の使い方が頭に浮かんできている。

 どのように使うかなんかもスキルを取得したと同時に理解した感じだ。


「とりあえずは、【錬金術】のスキルレベルを上げないと高品質な物は作れないらしいからとにかく使ってみるか」


 俺はそう呟きながら【アイテムボックス】からゴブリンキングの巣から回収してきたドロップアイテムを床に並べていく。


「うーん……」


 ドロップアイテムは魔石、ゴブリン達の武器防具、お金。

 あとは──


「……そうだった。この指輪のこと完全に忘れてた」


 ──ゴブリンコマンダーが落とした指輪だ。

 ゴブリンコマンダーが落とした指輪は、汚れていたので適当な布で汚れを落としてみると、金のリングに青い宝石が嵌められた指輪だった。

 俺が倒してきたゴブリン達が落としたドロップアイテムの中で、唯一の装飾品だった。


「え~っと……【鑑定】」


 そんな指輪に対して【鑑定】をかける。


 ────────────────────

 名称 :叡智の指輪

 レア度:B-

 状態 :普通

 詳細 :知識を求める魔法使いが身につけていた指輪。

 知力のステータス+100

 ────────────────────


 ほーん、叡智の指輪ねぇ。

 ゴブリンコマンダーしかつけてなかったし、わざわざつけてたって事は何か意味があると思ったけど、ステータス上昇する指輪だったか。

 これは良い物拾った。


「まあ、指輪は特に危険なものではなかったとして……とりあえず【錬金術】のスキルレベル上げをするか」


 幸い、材料という名のドロップアイテムは今日大量に確保したからな。

 時間の許す限り《錬金》と《分解》を使って、【錬金術】のスキルレベルを上げよう。


「それじゃあ早速……《分解》」


 床に置いた大量のドロップアイテムの中から、ゴブリンナイトが使っていた両手剣を掴んでから《分解》を使用する。

 《分解》を使った瞬間、魔力が使われた感覚がしてから、俺が掴んでいた両手剣が消えてなくなった──


「うおっ!?」


 ──かと思ったら、突然ニュースなどで見る金の延べ棒の鉄バージョンと呼ぶようなものが、突然胡座(あぐら)をかいて座った俺の足の間にゴトッという重い音を立てて落ちてきた。

 しかも男の急所の近くに。

 他にも木材のようなものがふとももの上に落ちてきたが、そんなこと気になるぐらいヒエッとした。

 ……あ、あっぶねぇぇぇえええ!!!

 少しでもズレてたら俺の大事なものが大変なことになってたぞ……

 ……俺は運がいい。そうに違いない。


「………………なるほどね、《分解》を使った場合はこんな感じで材料だったものに変化するのか……」


 俺は男の急所の近くにある鉄の塊と、ふとももの上に落ちてきた木材を見て呟く。

 鉄の延べ棒は刃だった部分だろうけど、木材は……柄の部分に使われたのかな?

 まあ、なんにせよこんな感じで《分解》や、再度《錬金》を使ってスキルレベルを上げていけば良さそうだ。

 ただ……


「次からは床に置いて使用するようにしよう。うん」


 俺は再度そう心に決めて、床に置いた他のゴブリン達の武器を次々と《分解》していくのだった。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ブックマーク、評価、いいね、ありがとうございます。

続きが読みたいって思っていただけたのならブックマークと広告の下にある☆☆☆☆☆に★★★★★評価をしてくだされば作者のやる気がマシマシになりますのでぜひお願いします。

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