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強敵の出現と厄介な敵

リアクション900、ブックマーク700、評価ポイント1500pt、総合評価ポイント2900pt突破本当にありがとうございます!


そして! ついに日間ランキング1位にランクインすることができました!

本当にありかとうございます!


これからも「不運?な事故から始まるレベルアップ生活~夢の中で幽霊をぶん殴ったら現実なのにステータスがありました~」

をよろしくお願いいたします!

 自転車を走らせて十分ほど。


 楽泉山近くの駐輪場に自転車を置き、【霊体化】で体を霊体にしてから【飛翔】を使って昨日ゴブリンを倒した場所へ向かう。


「あー……やっぱりいるなぁ……」


 人目は【気配感知】のおかげで気にしなくて良いので【霊体化】を解除して空を飛ぶ。


 ……のだが、いくつかの気配が【気配感知】に引っ掛かった。

 その数十三。


 ……多くない?

 昨日は三体だったのに、今日は十三?


 増えすぎだろ。


「まあ、考えるだけ無駄か……さっさと倒すか」


 考えるだけ無駄だと諦めることにした。

 だって、考えるだけ無駄だし。


 昨日は倒せたから今日も大丈夫……なはず!


 そんなことを考えながら、再度【霊体化】を使用して、【気配感知】で感じた気配の場所まで移動する。

 そこには……やはりゴブリンがいた。


 数はちょうど十三体。

 ただ、昨日とは少し様子が違った。


 まずは昨日のゴブリンと同じ棍棒を持ったゴブリンが十一体。

 ここまではまあ、良い。


 昨日も棍棒を持っていたゴブリンが三体いたからな。

 だが、残った二体のゴブリン。


 こいつらが問題だった。


 一体は他のゴブリンよりも大きく、背中には大きな金属製の片刃の斧を背負っていた。


 もう一体のゴブリンは黒いローブのようなものに身を包み、手には木で出来た杖のような物を持っていた。


「なんか……変なやつらがいるなぁ……」


 ゴブリン達を見ながらそんな呟きをこぼす。


 これは……なにかあるよな?

 だって、昨日までは棍棒しか持ってないゴブリンしかいなかったんだ。


 それが今では斧と杖を持ったゴブリンがいる。

 ……これは昨日と同じように倒せるのか……?


 明らかに普通のゴブリンとは違うよなぁ……


「……いや。倒すしか無いんだよなぁ……」


 ここで見逃して、街中にでも出られたら大変だからな。

 何よりもまずは情報だ。


 あの二体の事がわからないと、作戦もくそもないし。


「【鑑定】」


 俺は早速【鑑定】を使用して二体のゴブリンのステータスを確認することにした。まずはでかい斧を持ったゴブリンから。


 ────────────────────

 名前:なし

 種族:ホブゴブリンLv.6


 体力:680/680

 魔力:20/20

 攻撃:368

 防御:258

 俊敏:134

 器用:71

 知力:47

 幸運:24


 所持SP21

 取得スキル:【棍棒術Lv.6】【斧術Lv.4】【攻撃強化Lv.8】【防御強化Lv.7】

 魔法スキル:なし

 固有スキル:なし



 称号なし

 ────────────────────


「ホブゴブリンか……」


 察してはいたけど、出てきた【鑑定】の結果はゴブリンが進化したであろうホブゴブリンという種族だった。

 ホブゴブリンのステータスはゴブリンよりもかなり高い。


 昨日倒したゴブリンと比較してみると数倍は差がある。

 スキルの欄も棍棒だけじゃなくて、背負っている斧のスキルである【斧術】も取得してるし。


 ステータス自体は脳筋って感じだけど、攻撃方法は物理攻撃しかないみたいだし【霊体化】をうまく使えば一方的に勝てるか?


 で、次はローブを着て杖を持ったゴブリンだ。


 ────────────────────

 名前:なし

 種族:ゴブリンメイジLv.6

 体力:180/180

 魔力:760/760

 攻撃:29

 防御:50

 俊敏:50

 器用:64

 知力:521

 幸運:12


 所持SP24

 取得スキル:【魔力操作Lv.4】【魔力増加Lv.6】

 魔法スキル:【火魔法Lv.7】【風魔法Lv.4】

 固有スキル:なし


 称号なし

 ────────────────────


「うっへぇ……やっぱり魔法使い系のモンスターかよ……」


 これまた出てきたのはゴブリンの進化種と思しきゴブリンメイジ。

 ステータスはゴブリンと比べると圧倒的に知力が高く、スキルの数も多い。


 ただ……気になる点もあった。


 まずこいつはどう見ても魔法系以外の特徴を持っていないということ。

 知力以外のステータスがめちゃくちゃ低いが、それを補えてしまうほど知力が異様に高い。


 つまりこいつの場合は近づけば多分なんとかなる……のだが。


「……【火魔法】がなぁ……」


 これだ。

【火魔法】をあの知力でこの山で使いまくられたら確実に山火事になる。


 というか普通に俺も巻き込まれるな。

【霊体化】って物理攻撃には強いけど、魔法とかの攻撃にはなにもないっぽいからなぁ……

 つまり最優先排除目標はあのゴブリンメイジということだ。


 だけど、ホブゴブリンも厄介だからな……


「まあ、これで情報は十分だな……」


 とりあえず、安全第一なのは変わらないけど、情報も大体わかった。

 となると、後はどうやって倒すかだが……


 一番簡単なのは不意打ちで魔法を使って、ゴブリンメイジを倒すのが一番だ。


 ……俺が魔法を使うのがぶっつけ本番っていう問題がなければなぁ!

 もー! どーしてこんなぶっつけ本番になるかなぁ!

 俺の予定ではただのゴブリン相手に最初は試すはずだったんだけどなー!


 ……ふぅ、よし。オッケー。

 泣き言はここまで。


 あとは倒すだけだ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ブックマーク、評価、いいね、ありがとうございます。

続きが読みたいって思っていただけたのならブックマークと広告の下にある☆☆☆☆☆に★★★★★評価をしてくだされば作者のやる気がマシマシになりますのでぜひお願いします。

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