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はじめての転職

 ということで、俺はスマホに表示されているスキルをタップして詳細を確認していく。


 ────────────────────

【身体能力強化Lv.1】

 ・身体能力を強化するスキルが合成されたスキル。

 ・すべてのステータスが3.1倍になる。

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【感覚強化Lv.2】

 ・感覚を強化するスキルが合成されたスキル。

 ・全感覚が鋭くなる。

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【隠密Lv.4】

 ・気配を消すことで、自身の気配を認識されにくくする。

 ・相手から発見されにくくなる。

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【投擲術Lv.4】

 ・投擲攻撃の精度や威力を上昇させるスキル。

 ・投擲攻撃の精度や威力はスキルレベルに依存する。


【戦技】

 《ストライク》

 ・投擲の威力を更に上昇させる。

 ・消費魔力:5


 《カーブスロー》

 ・投擲後、投擲した物を曲げることが出来る。

 ・消費魔力:15

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【毒付与Lv.2】

 ・武器などに毒属性を付与する。

 ・毒の強さ、使用できる毒の種類はスキルレベルに依存する。

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【棍棒術Lv.2】

 ・棍棒の扱いが上手くなる。

 ・棍棒の扱いの上手さはスキルレベルに依存する。


【戦技】

 《強打》

 ・棍棒を上段から振り下ろして攻撃する。

 ・消費魔力:5

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 一通り新しいスキルを確認したが、すぐにでも危険な状況になるようなスキルはなかったな。


 あとは、【棍棒術】に野球のバットも適応されるなら、次に野球の授業があったら楽が出来そうだなってぐらいだ。


「後は……職業か……」


 【吸魂】で大量の魂を吸収した後から、レベルが上がったからか俺の職業である学生が《転職可能》となっていた。


 文字通り捉えるなら、学生からなにか違う職業へ転職出来るということだろう。


……でも俺一応現役学生なんだけど?

まあ、ステータス上変更するだけだろうからなにも問題はないか。


「まあ、これもまた進化の時みたいに一覧からなにに転職するか選択するんだろうな……」


 ということで、《転職可能》の文字をタップする。


 ────────────────────

 転職可能職業一覧

 戦士

 魔法使い

 狩人

 武道家

 盗賊

 死霊魔術師

 学者

 鍛冶師

────────────────────


 《転職可能》の文字をタップするとこんな一覧が出てきた。


 ……なるほど。戦士に魔法使い。狩人に武道家、盗賊。

 それに死霊魔術師に学者、鍛冶師か……細かいことはなにもわからない!


 なので、さらに出てきた職業を一つ一つタップして詳細を確認していく。


 ────────────────────

 戦士

 ・初級職

 ・近接格闘を得意とする。

 ・武器の扱いに長けている。

 ・一部スキル取得に必要なSPが減る。

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 魔法使い

 ・初級職

 ・魔法を扱うことができる。

 ・遠距離からの魔法の扱いが得意。

 ・一部スキル取得に必要なSPが減る。

 ────────────────────


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 狩人

 ・初級職

 ・弓や短剣などを使いこなす事ができる。

 ・一部スキル取得に必要なSPが減る。

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 武道家

 ・中級職

 ・拳での戦闘に特化しており、徒手空拳を使う。

 ・素手での攻撃を得意とし、武術を習得している。

 ・打撃に強い。

 ・一部スキル取得に必要なSPが減る。

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 盗賊

 ・中級職

 ・気配遮断などのスキルを持つ。

 ・索敵能力に優れる。

 ・罠解除ができる。

 ・回避性能が上昇する。

 ・一部スキル取得に必要なSPが減る。

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 死霊魔術師

 ・上級職

 ・ネクロマンサーの上位職。

 ・死者や魂を操る事ができる。

 ・一部スキル取得に必要なSPが減る。

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 学者

 ・中級職

 ・学生の上位職

 ・研究、開発に特化している。

 ・知識欲が高く、新しいものに興味を示す。

 ・新たな技術の開発が可能になる。

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 鍛冶師

 ・初級職

 ・鍛治を専門とした職業。

 ・鍛冶の知識がある。

 ・鍛冶生産アイテムの品質、効果が上がる。

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 なるほどなるほど。

 とりあえず、一通り確認したけど、これからもゴブリンと戦う事になるだろうから非戦闘系の職業への転職はないな。


 で、そうなると選択肢は戦士、魔法使い、狩人、武道家、死霊魔術師に絞られる訳だが……どうしようか。


 「……正直言えば魔法を使ってみたいから魔法使いなんだけどなぁ……」


 初級職という部分が引っ掛かる。


 細かいことはわからないけど、多分初級職より中級職。

 中級職よりも上級職の方が上なのだろう。


 となれば俺の選択肢は武道家と死霊魔術師の二択になる訳だが……


 ……というか、なんでいきなりネクロマンサーの上位職とある死霊魔術師が選択できるんだ……?


 学者は今も学生だからその繋がりっていうのはわかるんだが。


 ……あれか? 俺がレイスだからか? それとも【吸魂】や【霊体化】とかのあきらかにそれっぽいスキルがあるからか?


「まあいいか……考えててもわからないし。得したと思っておくか」


 で、武道家と死霊魔術師のどちらに転職するかだが……


「ここは死霊魔術師かなぁ……」


 直接戦闘出来そうな武道家の方が良い気もするが、やはり上位職を選んだ方が良い気がした。


 最悪、直接戦闘のスキルはSPを使って取れば良いし、【鎌術】もあるからな。


 しかもスキルレベル8。

 これは相当高いはず!


「ということで。ほい、決定と」


 転職可能一覧から、死霊魔術師を選択する。


『職業が死霊魔術師Lv.1になりました』


「お、転職出来たか」


 転職したことの通知が頭に流れてくる。

 これで転職は出来たのだろう。


 とりあえず変わったところとかを確認しておきたいところだが……


「だいぶ日も落ちてきたな……」


 【吸魂】の待ち時間やステータスの確認などなどしてたら思ったより時間を使っていたらしい。


 太陽はほぼ沈みかけており、空も青色から深い茜色に染まり始めていた。


「帰るか」


【飛翔】を使えば飛んで帰ることも可能だが、俺は自転車を置いてきているから帰りに自転車を取りに行く必要がある。


 自転車を取りに行かないと自転車が放置された状態で家に帰ることになるし。


 というわけで、自転車を置いてきた駐輪場の近くまで【霊体化】と【飛翔】を使って移動する。

 レベルアップしたことで【霊体化】の時間も伸びたし、これからはただの移動なら魔力関係で存在した【霊体化】の制限時間は気にしなくて良さそうだな。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ブックマーク、評価、いいね、ありがとうございます。


続きが読みたいって思っていただけたのならブックマークと広告の下にある☆☆☆☆☆に★★★★★評価をしてくだされば作者のやる気がマシマシになりますのでぜひお願いします。

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転職先、現代社会に生きる真っ当な学生なら、学者1択かな、成績アップ、旧帝大理系〜大学院に進み、大手企業研究室、国家所属研究所、大学職員〜教授というルートが開ける。 他には、勉強嫌いなら武闘家なら格闘技…
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