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サプライズな訪問者

今回は、新しい訪問者が王城に訪れる話です。

それから1ヶ月後。


『女王陛下。聴こえていますか?。』


執務室で仕事をしているとディバイヤス王国側の国境門から連絡があったので水晶に手をかざす。


「聴こえていますよ。」


それぞれの場所からすぐに連絡が入るように水晶でやり取りをしている。


『こちらディバイヤス王国側の国境門です。入国を希望している者がいるのですが。』


「どのぐらいですか。」


『大勢です。しかも入国を希望しているのが………。』


名前を聞いて考え込み


「なるほど。通していいわ。後その人達に王城へ来るようにと伝えてもらっていいかしら。」


『分かりました。では失礼します。』


通信を終えると


「どうなっているのかしら?。」


それから3日後。


入国した人達が王城に到着した。騎士やメイド達に案内され謁見の間に通された。しばらくして 


「お待たせしました。女王陛下がお越しです。」


アイリスがゆっくり玉座に座り


「お久しぶりですね。ライオネット公爵様。」


「アイリス嬢。どうしてあなたがここに。女王陛下と一体どういうことですか。それにここは荒れ地だったはずです。」


困惑する公爵家の人達と使用人達。最初から全てをことを説明した。ソレイユ王国の歴史。そして自分がここにいる理由。今の現状。


「そんなことが。信じられないです。」


困惑する公爵達に疑問をぶつける。


「ライオネット公爵様達は、何故入国を希望したのですか。宰相の仕事は、どうしたのですか?。」


すると表情が曇った。気まずそうな感じだった。そしてやっと重い口が開き語り始めた。


最近ディバイヤス王国の国王が不機嫌らしい。王国の大地が枯れ国民達の不満がつのっている。エリーゼが祈っているのに改善されない。遂に国民達が国外へ移民を決意する。それを聞いてさらに怒り止められなかった騎士の責任だっと言い始め若手を次々にクビにしていった。いろんな国に支援を求めているが費用が大きすぎるので断られている。そしてある時公爵がある指摘をする。やはりエリーゼは、聖女ではないと。そのことをアイリスの実父であるフィリップ・オザントに話す。そして2人して公爵を責め立てさらに宰相をクビにした。身分も剥奪になってしまった。ここにはいられないと悟り家族そして使用人達を連れ国外へ脱出を決意。行き先は、どこにするか悩んでいた時噂の国に行くことになった。荒れ地だった場所が栄えていると。そして今に至る。


「大変でしたね。」


「まぁ。いろいろと。」


苦笑いしながら答える。


「よろしければこの国に住みませんか?。」


皆動揺しながら


「いいのですか。」


「構いませんわ。それとお願いがあります。ライオネット公爵様この国の宰相になって頂けませんか?。」


「宰相に!。」


「公爵様は、ずっと宰相として国の政治に関わってきました。皆さんあなたは、腕利きと知っています。あなたの力をお借りしたいのです。」


公爵は、少し考え込み


「この国にためなら謹んでお請けします。」


「ありがとうございます。それにちょうど宰相を誰にするか悩んでいたので。他の皆さんもあなたが居てくれたらいいのにっと言っていましたので。それと公爵の身分を授けます。」 


公爵達は、泣きながら喜んでいた。

するとメイドが1人やって来てアイリスに耳打ちをする。小声で話し下がっていった。


「公爵様達にどうしても会わせたい人がいるのですが?。」


「我々にですか?。いいですけど。」


それを聞いてアイリスは、喜び合図を送る。謁見の間の扉が開き入ってきたのは、


「リリアン!!!。」


「お父様お母様お兄様。」


「どうしてお父様達がここに。」


実は、3日前。ライオネット公爵がこちら向かっている時リリアンには伝えていなかった。サプライズになると思ったからだ。そして到着した時もリリアンには別の仕事を頼んでいたのだ。そして頃合いを見計らい呼び出した。


サプライズは、大成功。リリアンは、ようやく再開を喜びあった。


「リリアン例の場所に案内して。それと今日も仕事を上がってもらっていいわよ。」


「えっ。」


「あなたの休みは、1週間開けておいたから。せっかくなのだからゆっくりしてきてね。」


リリアンは、泣きながら


「ありがとうございます。」


そしてリリアンは、家族を連れある場所に向かった。そこには大きな屋敷があった。皆驚いていた。ディバイヤスでの屋敷とそっくりだった。実は家族と過ごせたらいいのにっと言っていてリリアンに屋敷の見取り図を思い出してもらっていた。ジェニスと一緒に空いている土地に屋敷を作り出していたのだ。思い出の屋敷と同じに。リリアンは、家族で楽しい時間を過ごした。


その日の夜。


「おそらくもうすぐやって来るわね。どんな感じになるか楽しみだわ。」


アイリスは、1人で、笑いながら夜空を眺めていたのだった。




次回新たな訪問者が訪れる。さらに波乱の展開が。

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