王国の発展
久々の投稿です。今回は、少しずつ王国が発展していく話です。
建国してから4ヶ月頃王国が変化してきた。
ディバイヤス王国から移民してくる人が増えていったのだった。何でもディバイヤスの大地が枯れ始めたのだ。穀物も収穫出来なくなったのだった。国王は、国民達が怠けているからだと決めつけ追放処分にされたのだ。国民達のほとんどが最近噂の国を目指したのだった。荒れ地だったところが住みやすくなったと。それを聞いたアイリスは、女王として国民達を受け入れた。国民達は、新たな生活をスタートさせた。
それぞれ前と同じ職業に就いた。家畜などの世話。金物屋。仕立て屋。新たに海の管理。ドラゴンの谷の宝石管理から採掘。
そんな中新たな人がやって来た。ディバイヤス王国で騎士を勤めていた人達だった。国王から国民達が出ていくのを止めなかったっと怒られクビになったのだ。クビになったのは騎士の若手達。そして噂の王国へとやって来たのだった。アイリスは、その人達を受け入れた。さらに騎士として採用したのだ。前から騎士をどうするか悩んでいたのだ。国民達から募集するか議論していた。アイリスからの提案に騎士達は、喜んだ。そしてすぐに仕事に取り組む。騎士団長に就任した者と話し合い。国民達からも募集することにした。アイリスからの提案で女性でも大歓迎だった。しばらくするとたくさんの国民が騎士になりたいと申し込みがあった。中には女性も入っていた。かなりの実力があると聞いた。アイリスは、騎士団長と話し合い騎士の支部を作った。本部は、王城。各地域に支部を作る。国境門に門番として配備。
それから王国は、穏やかになっていった。
アイリスは、王城の執務室で書類の確認に追われる毎日。それをリリアンがサポートする。
「アイリス様少し休憩しませんか?。」
「そうね。少し一息入れましょう。」
用意された紅茶を飲んでほっと息をつく。
「アイリス様も大胆ですね。女性も騎士にするとは。」
「そうかしら。これは私なりのやり方よ。」
ディバイヤスで見てきたからだ。騎士に憧れている女性を。
古いしきたりより新しいことをどんどん取り入れていった方がいいと考えたからだ。
「王国も賑やかになりましたね。国民達が増えそして他国から商人達が訪れていますね。」
「けどまだまだ頑張らないと。」
他国から王国で採れる穀物などの取引の依頼が来ている。国産の野菜や果実、民芸品、魚、布など。
アイリスは、気を取り直して作業を再開。
そして夕方になり全ての仕事を終わらせた。
「お疲れです。あのアイリス様この後少しよろしいですか。」
「特に予定は、入っていないはずだけど。」
リリアンは、アイリスの手を引いて
「まぁまぁ少し別室に来てくださいな。」
「ちょっとどこへ行くの。」
強引に執務室から連れ出す。連れていかれるままとある部屋にたどり着く。入ると仕立て屋や採掘場の責任者それに精霊のリーダー達が待っていた。
「どうしたのですか?。」
するとジェニスが
「いつも頑張っているアイリスにプレゼント。」
テーブルにはプレゼントがたくさん並べられていた。早速開けてみるとドレスやアクセサリーが入っていた。
「どうしたのですかこれ?。」
フェアリンが説明した。
「あなたはいつも女王として頑張っているわ。完璧に仕事をこなしている。ひとつだけ完璧ではないのは、服装。ある時リリアンから相談されてね。」
アイリスは、王国から持ってきた平民の服でずっと過ごしていたのだ。ずっと気になってリリアンが極秘に準備していたのだった。
「アイリス様。女王として公務が増えてくると思います。そろそろドレスを着てもいいと思います。」
「皆私のために。ありがとう。」
皆に感謝しさっそく試着した。
「どうかしら。おかしくない?。」
「凄くお似合いです。」
豪華なドレスやティアラなどのアクセサリー。身に付けると雰囲気が変わる。
「アイリス様のためにたくさんのドレスを用意しました。」
「本当にありがとう。」
これから忙しくなる。皆がサポートしてくれている。その期待に応えるために女王として王国を平和に導こうとさらに意気込むのだった。
次回新たな訪問者が現れる話です。