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戦国タイムスリップ(仮)  作者: 飛龍
3/21

3話突然の婚儀と挨拶

善朗は小雪の発言で呆気に取られていた。


「え、小雪殿それはどういう..」

「そのままの意味でございます。」と間髪入れず言った。


そしてこの2人の会話を聞いていた十兵衛は


「これはいい、早速準備しなければ。よし源三郎と嘉吉を呼ばなくては」

「ちょとまってください」と必死に止めようとするがその言葉は十兵衛には届かなかった。


________________________


そして夜、善朗は田川源三郎と鎌田左衛門佐と名乗る男たちに無理やり着替えさせられた後に婚儀が流れる様に執り行われた。


婚儀が終わると十兵衛は善朗を他の部屋に移しそこに先ほどの男以外にも数名の男たちも部屋に入ってきて善朗の目の前に座った。

そして十兵衛が喋りだした。


「飛井殿いえ善朗殿、今目の間にいるのは我が村山家に仕える者たちです。」と話すと男たちに目で合図を送ると男達が順に自己紹介をはじめた。


「先程も名乗りましたが改めまして、田川源三郎国久ございます。私は殿にお世話になっています地侍でございます。若殿の話は殿から聞いております。殿の命の恩人である若殿に仕えることができて嬉しゅうございます。」

「同じく村山家家臣、鎌田左衛門佐義政にございます。某も殿の命の恩人である若殿に仕えることができて同じく嬉しゅうございます。」


と今感じに他の家臣、宮川三郎助忠道、原田朝行義綱の自己紹介を聞いた。普通なら見ず知らずの男に仕えるのは嫌なはずなのだが、家臣一同が十兵衛を信頼しているお陰で善朗に忠誠を誓ったのだが、そのせい善朗は更に逃げ道を失ってしまった。


_______________________


婚儀からなんやかんやで3日がすぎた。この3日で善朗の名が村山善朗になったり、十兵衛の領地を案内されその経営を教え込まれたり、家臣たちとの親睦を深めたりした。

だがここで十兵衛は急に体調を崩していた。


「善朗殿、お主に我が村山家の家督を譲る、この家と孫娘と家臣たちを頼みまするぞ」

「はい、お任せください」と善朗言った、言うしかなかったのである。


だが善朗は内心ものすごく困惑していた。それはそうである、タイムスリップしてたった3日で領主になったり結婚させらたりといろいろあったからだ。

善朗は十兵衛ほか全員に『頭大丈夫か』と聞きたいのをぐっと我慢し、仕方ないのでやるからには責任をもって全力で行こうと決心した。


_______________________


そして4日後に十兵衛が亡くなった。


「殿、大殿が亡くなられ家督を継いだ今、形上六角家に属しておりますで挨拶伺いに行ったほうがよろしゅうございます。」と相談役となった源三郎に言われ善朗は、


「確かにそれはそうだな、源三郎準備してくれ」

「はっ」そう言われ源三郎は部屋を後にした。


一週間ほどでここに適応した善朗はさて置き、善朗が仕える六角家は鎌倉から続く名門だが近年では浅井家の台頭により領国である近江の半分を失い、その勢力に陰りが見えてきているがまだそれなりの力をもっている為、六角を敵には回したくないのである。

_______________________

2日後 観音寺城


善朗たち一行は幸運にもすぐに当主である六角義治と義治の父で影で実権を握る六角義賢こと六角承禎に会うことが出来ることなった。


観音寺城の本丸に案内されそこで約5分待たされた後に当主の六角義治、承禎親子と思われる人物ともう二人の壮年の男たちが入ってきた。

そこで善郎は頭を下げた...


「お初にお目にかかります、新しく当主となりました村山善郎と申します。」


「表を上げよ。儂は六角家前当主の六角承禎じゃ、こっちは我が息子の義治だ。そしてそこにおるふたりは..」と承禎は控えていた2人の男に話を振った。

「儂は進藤賢盛で隣のものは..」

「後藤賢豊だ」


自己紹介を聞いて内心穏やかではなかった。


(六角義治に後藤賢豊とは、あと季節的に2ヶ月ぐらいで”観音寺騒動”が起こるな、どうするか考えなくては。)と思いながらも


「村山善朗よ、お主の領地は美濃との国境にあり、美濃の斎藤が代替わりして以降小競り合いがよくおこっているお主たちの様な存在が必要なのじゃ、よろしくたのむぞ。」

「ははっ」


とこんな感じで予想よりも早く終わったためにすぐに領地に帰れることとなった。



無理やり感がすごいことをお詫び申し上げます。

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