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見廻り(日向目線)
丁度今僕は上司の土方さんと一緒に見廻りをしている。
外は暗く、お化けでも出てきそうな雰囲気だ。
「暗いですねー、お化けでも出そうですねー…」
「黙れ」
何か話そうとしたけど怒られた、こういうの、苦手なのかな……?
チラリと顔を見てみると……よく見えないな…僕より背が低いのもあるけど顔を前髪で隠すようにしている、見られたくないのかな?
でも少し青くなっているのがわかる。
「……顔、青いですよ?」
「目の錯覚だ。決してお化けが怖いとか思っていないしな。気にするな、」
あ、成る程、そういうことか。
そこから少し歩くと……
「……すまん、少し待ってろ。」
そう言って土方さんは走り出した。
え、待ってろってどういう意味?
「ぼ、僕も行きます……っ!…あれ?」
もうそこには土方さんの姿はなかった。
「……まだ、遠くへは行ってないはず…」
僕はあたりを探してみることにした。
4話と同じような話ですいません。
あと会話が少し違いますが気にしないで下さいっ。