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通称自衛隊と佐々木さん  作者: チースト
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日本特殊選抜X7保護自衛機関暗殺隊っても頭言い訳じゃないよ?

なんか暇なんで更新しました。

少年よ大志を抱け。


この言葉はなんとか博士が言った言葉だっけ?なぜどうしてこの言葉が紡がれたのかは知らねぇ。


けど今の俺にははっきりと分かる。この世にはいくつもの選択肢があり、ルートがあり、未来がある。そして、また夢もな。


別にロマンチストになろうってわけでもねぇ。


俺も高校生だ。漫画だの小説だのはよく見る。


その主人公たちは大概が夢を語る。

最初は格好付けの類かと思っていた。夢を語れば格好いいからな。


夢ってのは口で語ってられる便利なもんか。と認識していた。


だから俺はずっとそいつら主人公達が紡ぐ夢というキーワードはくだらねぇ。と思っていた。


けど、違かった。それは。


人間ってのは、はるか昔から同じもの求めて生きてるんだ。これは本能的なものかもしれない。


それは、自分に無い物だ。


いつだって人間は無い物を求める。地位、金、土地。この欲望が満たされないから人間は退屈せずに貪欲に生きてるんだ。


無い物を得るために。


その無い物を求めた果てに辿り着くのが夢だ。


その無い物がどうしようもなく遠い場所にあると感じた時に人間は初めて夢を語るんだ。


んで、その夢を、大志を抱いた時に人間は強くなる。


餌を求める獣のようにな。


俺は今、途轍もないほどにスリルを味わいてぇ。


俺を死に追い込むほどのスリルだ。 別に死んだっていい。けど、その前にスリルを味わせろ。恐怖というスリルを!


日本特殊選抜X7保護自衛機関暗殺隊でのスリルはスリルとは呼ばねぇ。あれはただの平和な殺し。いや、殺戮だ。


そんなつまらねぇもんはいらねぇ。俺をスリルを。






一つの欲望。もとい夢が世界を捻じ曲げた。





★★★★★







俺が目を覚ますと、目の前に女がいた。

佐々木 綾乃だ。


俺は未だ覚めぬ脳をフル活動して考える。


どして佐々木がいる?俺は昨日の誘拐犯を湾の底に沈めた後に家へと送り届けて、俺も家のベットで寝たはずだ。それが何故?


兎にも角にも、誤解が生まれないように逃げ出…


それはそれでばれた時にもっと誤解が生まれるか。


逆に起こす方が無難なのでは?


俺は逃げることを断念し、目の前で寝ている佐々木を起こす。


「ん…。おは…て、織田君⁉︎どうしてここに⁉︎」


どうやら誤解が生まれることは回避できないようだった。


俺は佐々木に手を振り、これは誤解だとアピールする。


「あ、織田君はそーいえば喋れないんだったね…。まぁ、でもどうしてここにいるの?ここ、私の部屋なん…え⁉︎」


佐々木の顔が驚愕に満ちている。俺がいることがそんなに嫌だったのか?いや、まさか…俺の格好におかしな点が…


俺は自分を見回したあと、おかしな点が無いこと確認してからもう一度佐々木の方を向く。


刹那


「…⁉︎」


俺は声にならない声を出して佐々木を全力で引っ張る。


「きゃっ⁉︎織田君なにするのよー⁉︎」


佐々木の悲鳴が耳元で響く。佐々木が後ろを振り向くとまたしても驚愕に満ちた顔を晒す。


それもそのはずだ、佐々木の居た場所には重々しく、かつ無骨な石の斧が振りかざされていたのだから。それも豚のように奇怪な顔をした生物が。だ。


それにいま気づけば、ここは佐々木の部屋じゃなくて、外じゃないか。なんで気付かないんだよ俺は…


どこまでも草原が広がっている。ってわけでもないか。周りを見渡せば川や、あまり整備のされていない農面道路のようなものがある。


そんなことは今はどうでもいい。


問題は目の前にいる、この豚。さっきは1匹だったが、今は3匹いるぞ。まだまだ増える可能性も否めないな。醜い姿しやがって。


佐々木は目に涙をうっすらと浮かべて、失神寸前だ。


これは国民のピンチってわけだ。俺の出番だな。って、ピンチにならなくとも、こんな豚に出くわせば退治するがな。


さぁ、死ねこの豚野郎。大義名分の名のもとに。


刹那だった。


俺の手は腰のホルスターから俺の愛銃44マグナムを取り出し、引き金を引く。その動きに無駄はない。と、思う。


それでその豚野郎は脳味噌をぶち抜かれて何もなすことも無しに死んだ。


ちぇ、つまんねーな。こいつらの殺気は本物だと思ってたんだがな。人間みたいに、迷いのある殺気じゃなくてな。


俺は愛銃にしっかり弾をリロードしてから腰のホルスターへ戻した。


愛銃って言っても名前が格好いいから選んだ品だ。そこまで凝ってるわけではない。


俺は銃のことなんざ知らんからな。別に撃てて使い物になる銃ならなんでもよかったのよ。


まぁ、そんなことはおいてだ。


これからどーするかね?目の前には醜い豚の死体に、後ろには失神中の日本国民、いや、隣の席の佐々木 綾乃。


とりあえず、運ぶか。俺は佐々木 綾乃を担いで道とも言えない道を歩いていく。


もちろん方向なんて知らん。辿り着いたところに人がいればハッピー。という感じだ。


てか、さっき、あの豚立ってなかった?それに襲おうと石斧を振り回してなかったっけ?


今更ながらに思うけど実はここ日本じゃないのか?まぁー、生きてりゃいっか。


俺は歩み続ける。






でも書くのだるいんで短めで。

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