タイトル未定2026/01/13 22:35
一つの詩が笑っていた。
詩人の頭の中で開かれた世界はぼんやりとしかこちらからでは見えなかった。
詩人が、色味を、温度を、覇気を、宿らせた。
海のある場所に春を待つ人がいた。
冷たい空気がピンク色になった。
千切れるくらい柔らかい空に押されて来た彼女。
夏の途中にいるのかと笑う2人の声が小さくて冬が来る音が遠くから聞こえた。
2人の話は聞こえなくなった。
何も見ずに、何も聞こえなかった。
そこにあった気持ちの余韻をいくつかの文にまとめた。
何日か後、美しい比喩になった。
生きているのが馬鹿らしくなるくらい、流れた時間は死んだ世界に変わってた。
あの砂浜は綺麗なまま足跡はついていなかった。
千切れそうなくらい柔らかな空だった。
そこには、伝わりそうな儚い世界があった。
現実と幻の隙間に住んでいる。
背伸びをした彼女に似合うような春がきた。
冷たい空気と混ざるピンク色は、知らない笑い声を連れてここまでつれてきた。
住んでいる世界とよく話すようになった。
ここは、詩人の空想で、生きていない人たちをわざわざ僕が連れて来た。
過去があって、今があって、未来があるのに永遠を願うのは、僕だけだろう。
人は、後悔していることを辿るようにここに来る。
詩の世界で地図をかく。また会えるように。




