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第六話 未知

次の日、私が不安に思ってる時にもライラさんは入学手続きを進めていた、なんなら終わりかけていた。

「あのお姉ちゃん、私奴隷だけど学校言っていいの?」

「え?あぁ、別に大丈夫よ、奴隷の刻印消してるし、それより楽しみだわユイちゃんが学校通うの」

ライラさんはいつもより楽しそうだ。ただ私は緊急事態なので学校での生き抜き方を教えてもらう。


「あのさお姉ちゃん、と、友達ってどうやって作ればいい?」

「え?そんなの勝手に出来るわよ」


陽キャだ...


「あの、学校で魔法を勉強するって言ってたけど、どんなことやるの?」

「えっと、ペア作って一緒にやったりとか?だったかなぁ」


終わった...


「実技じゃなくて、学科とかはどうなの?」

「んーーー、グループワークとか?」


あぁ...



キツ




一抹の不安どころではないくらい沢山の不安があるがとうとう入学式の日になってしまった。学校の名前は【スノーデン魔法学校】この時の私は知らなかったけど、結構名門らしい。


「おぉ、人がいっぱい」

「あ!ユイちゃんユイちゃん!写真撮ろうよ」

そう言ってライラさんは正門の方へ行ってしまう。

「あ!待ってよお姉ちゃん!」


私は正門に立てかけられている看板の横に立ち、写真を撮られる。

「撮れたよ!見てみて」

「おぉ...」

両腕があって違和感を感じる、今までは撮られた自分に腕がなかったから。


ライラさんは私の頭に手を置いて

「じゃ行こっか、付いてきて」

「は、はい!」

そう言って私は入学式の会場に向かった。




入学式の会場にはかなりの数の人が居た。

(あ、あの子髪の毛水色だ...親と髪色一緒っぽいし地毛っぽいな)

その時その子も私の方を見た。私はすぐに目を逸らす。

(やばい...目が合った...!)

全員というわけではないが、皆個性豊かだ。正直怖い。


「席ここみたいだね」

前にも隣にも後ろにも人が沢山、凄い。


入学式は普通に進行していった、校長の挨拶とかはつまらなかったけど、通ってる生徒の出し物とかはすごかった。多分魔法を使ってる。

そんな感じで次に新入生代表スピーチだ、壇上に上がったのは赤メッシュでロングの女の子、キリってしててとても同い年とは思えない。


「新入生代表、ヨナ・カサンドラ、今ここに宣誓する」


「未知を知り、未知と戦い、未知を司る、我々は決して心の中の魔に惑わされず、正しく魔法を使うことを誓う」


「ケイ暦1850年、4月9日、ヨナ・カサンドラ」


パチパチパチと拍手が巻き起こった。ヨナという人は一礼をして席に戻った。

(あんな堂々としてて凄いなぁ、どんな魔法持ってるんだろ)


その時私はふとライラさんの方をチラ見するとライラさんは席に戻ったヨナをジッと見ていた。ヨナさんとの席は近くはない、だが私にはライラさんがヨナさんを見ているようにみえたのだ。


(ライラさんどしたんだろ、お腹痛いのかな)


そうして入学式は無事終わった、そして次はまさかのクラス分け。会場から少し離れたところに校舎があり、私とライラさんはそこに向かった。後者の入り口前に紙を取る所があり、そこで自分の名前が書かれているクラスに行くようだ。私は紙を手に取り、中を見ていると


「じゃ、私はここまで!あとはユイちゃん自分で頑張ってね」

「え?お姉ちゃんついてきてくれないの?」

「いや〜私も行けたら行きたいんだけど、なんか保護者はここまでらしいんだよね、残念だけどバイバイだね」

「そ、そんな...」

(だ、大丈夫かな...すっごい不安)

「まぁ迎えには来るから、それまで頑張って!っていうかこれから一人で通うんだから、一人になることにも慣れないと」

「うぅ...」


そう言ってライラさんは私に手を振りながら帰ってしまった。


「はぁ...」

(不安すぎてやばいとりあえず遅れないようにクラスには行かないと)

私はそそくさとクラスに向かった。

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