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第二話 うん?

その後、私はライラさんの家に着いた、正直驚いた。何故ならライラさんの家がとてつもなく大きかったから、ザ、屋敷って感じで。


「じゃあ、まずはお風呂に入ろ、一回綺麗にしないと」

「は、はい」

(どんなことされるんだろ)

「あ、でもその前に...」

「え?」


ライラさんは私のうなじにそっと手を乗せた。そして「ふぁー」と神々しい音を立てながら何かをしている。


「あ、あの、ライラさん?何をしてるんですか?」

「ん?あの、奴隷の刻印を取ってるの」

「え?それ、取っちゃっていいんですか?」

「平気よ、だってユイちゃんはもう私の家族なんだから」

そこから数秒後、ライラさんは私のうなじから手を離した。

「これで完璧!じゃお風呂いこっか」

そう言ってライラさんは私の手を引いて、浴場へ連れてった。


私とライラさんは浴場に来た、浴場といっても大浴場と言えるくらい広い。

「とりあえず、シャワー浴びよっか、お水だすね〜」

「あっ」

あったかい、冷たくない

「ハハっ、可愛いなぁ〜」


シャワーを浴びてる最中、お風呂の鏡を見ると、写っている人物はいつもの私だった、しかも屋上から落ちたにも関わらず怪我もない。


(ホントにここ、どこなんだろ...)

そんなことを私が考えているとライラさんはシャワーを止めた。

「じゃ、髪洗おっか、目に入んないようにしっかり瞑っててね」

シャンプーを付けた手でワシャワシャと頭を擦られる、気持ちいい。

その後湯船にも入れてもらい、すっかり綺麗になった。


「じゃあ次は洋服選ぼっか!!大丈夫、私のセンスに任せておいて」

「う、うん」

「ほらほらこんなのはどう?いやでもこっちも捨てがたいな〜うーん迷う...ねぇねぇ、

ユイはどっちがいい?」

「え、えっと...ど、どっちも好きだよ、ライラさんの好きな方でいいよ」

私はぎこちない笑顔で返す。

「うーんじゃあこっちでいっか...まぁ片方洗う時着れるし、じゃ着てみてユイちゃん」


私は出された服に袖を通す。服に腕を通す感覚が新鮮で、不思議な気持ちだ。鏡で動いている自分の姿を見てみる。可愛い服に袖を通せて自由に腕を振れる。ライラさんにとっては当たり前かもしれないけど、私はそれがとても嬉しい。


「ユイちゃん、そんなに嬉しかった?」

ライラさんの声で止まる、その時私は奴隷として買われたことを思い出した。

「ご、ごめんなさい、でもこんな可愛い服、私にはもったいないです...」

「いや、もったいなくないよだってこれからは、私の隣を歩いてもらうからね」

「え?隣?」

「うん、さっきお願いがあるって言ったよね?」

「は、はい、その、お願いって何ですか?」

「うん...あの、ちょっと恥ずかしいんだけど、私の妹になってくれない?」



「...」

(何を言ってるんだこの人は)

私は少し放心状態になってしまった。

(え?妹ってどういうこと?義理の妹ってこと?)

「あの、一つ聞いてもいいですか?」

「えぇ、構わないわよ」

「えっと、何で妹が欲しいんですか?

「なんでってそれは...可愛いからに決まってるでしょ」

「ん?」

「要するに可愛い妹が欲しいってこと!!あんま言わせないでよね」

(まぁ、他にも理由はあるけど)

「か、可愛い妹って...」

(私より可愛い子なんていっぱい居ない?)

「とりあえず命令よ、私を呼ぶときはお姉ちゃんと呼びなさい、あと、姉には絶対逆らっちゃダメよ、分かった?」

「は、はい!わかりました!」

「フフッ、じゃ、早速お姉ちゃんって言ってみて、出来るだけ甲斐甲斐しく可愛くね」

「う、うん、えっと、お、おねぇちゃん?」

「あぁ、イイ!」

(上目遣いで、そんな可愛く言われると子宮に来る〜)

「ありがと、じゃ、貴方の部屋に案内するから、付いてきて頂戴」


その後私は部屋に案内され自分の部屋を貰った。正直広くて自分には勿体無いくらいだ。

部屋を貰った後は夕食も一緒に食べた。ここのメイドさんは料理がとっても上手い。


「美味しい?」


メイドさんが作ってくれたシチューは肉が柔らかくてとっても美味しい。


「うん!美味しいです、ありがとうございます」

「もう...敬語も外して、姉妹なんだから、そんなかしこまらなくていいよ?」

「え?、わ、分かった...お姉ちゃん...」

「うん!そんな感じそんな感じ!」


そう言いながら私の肩をさすさすしてくる。ちょっとくすぐったい。


「ホント、可愛いねぇ〜結衣ちゃんは」


夜、私は自分の部屋で寝ようと思っていたところ、ライラさんに部屋に来るよう言われた。部屋に着くとベッドの上でライラさんが不敵な笑みを浮かべて待っていた。

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