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元聖女の奴隷娼婦を買った日

過度に性的な表現や別ルートが描かれるR18版をノクターンノベルズにて公開中

18歳以上の方は下記リンク先での閲覧がおすすめです

https://novel18.syosetu.com/n2522ka/

 か、買ってしまった……。


 私ことエリナ・ベルカストは貴族学園の元クラスメイトであるアリシア・ルミナスブライトを買った。


 彼女は聖女として崇められていたのだけれど魔王が支配した今の国では奴隷娼婦に身を落としている。


 私のお父様は人間側の国で宰相を務めた魔法使いでありながら魔王に寝返った極悪人だ。


 だが最終的にはお父様の漏らした情報や王宮内の扇動など、ベルカスト家による様々な謀略が功を奏して人間側の国は完全に瓦解した。


 魔王はその混乱に乗じて攻め込み、主城を落とし、王家を皆殺しにした。


 いまやこの国は魔族が闊歩し、退廃がはびこる場所となった。


 そして現在のベルカスト家は人類と魔族の趨勢を決定した歴史的な英雄として祭り上げられている。


 一方、私はといえば魔王が勝利するまでは貴族学園で聖女や同級生にいじめられていた陰キャコミュ障の処女だった。


 でも今はもう違う。陰キャ処女コミュ障ということに変わりはないけど、もういじめられっ子ではないんだ。


 私をいじめていた名家の優秀な子息子女たちは、女子はすべて奴隷娼婦となり、男子は全員が処刑された。


 終戦後のアリシアの足取りを追っていた私は戦勝に浮かれる暗黒街のオークションに彼女が売り出されることを突き止めた。


 私は同性愛者でアリシアのことが大好きだった。


 私は陰キャ処女コミュ障で友達がひとりもいなかったし、つねにいじめられていたけど、貴族学園での生活は毎日が幸せだった。


 それはアリシアがいじめの主犯格で、いつもいつも、毎日毎日、私をいじめてくれていたからだ。


 アリシアはクラス内で自分がカースト最上位であることを示すために、つねに色々な方法で私をいじめてくれた。


 だから今こそ恩を返すときなんだ。


 私が毎日毎日いじめられていたように今度は奴隷娼婦になったアリシアを死ぬまでいじめてあげないといけないんだ。





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