お祭り⇒勇気
私は佐藤めぐみ!今は違うクラスの神原雄介に告白をして、返事がもらえないまま半年くらい経っちゃったんだ。もう返事はもらえないだろうな。私はあんなに雄介を想っているのに・・・
「アミ!今日さ、お祭り、一緒に行こう!」
「うん、いいよ!じゃあ、7時集合ね!」
私とアミは町内のお祭りに行くことになった。
「アミーここだよ!うわあ、アミ、ちょー可愛いー」
「めぐみ、ありがと!めぐみも可愛いよ」
雄介は・・・来てないのかな・・・会いたいな・・・
・・・いた。でも、あんなに時間が経って・・・話せないよ・・・
雄介、友達と楽しそう・・・あ、話止めた。
「めぐみ、どうしたの?」
「アミ、雄介・・・」
「あーめぐみ、好きだったもんね」
「やばい、こっち方面に来た。はずっ!」
「音楽ウケるわ。ハハハ」
雄介がしゃべった!こっちに向かって。
「アミ!雄介がしゃべってくれたよ!」
「めぐみ、今なら、返事、聞いちゃってもいいんじゃない?」
「アミ・・・うん!行ってくる!」
「あ・・・あの・・・雄・・・介」
「ん?誰?・・・うわっ、めぐみ、うん、どうした?」
「あのさ、バレンタインの日・・・私が・・・雄介にこ・・・告白・・・したの、覚えてる?」
「あ、あー・・・してくれたな・・・ハハ」
「あの、返事が聞きたいの!ダメでもいい!もう雄介としゃべれないなんていや!ダメでも、私とこれからも友達でいて!」
「めぐみ、ごめん」
あーやっぱりダメだったか・・・あんなに仲がいい人でも、恋って叶わないんだな。友達と、恋人の間には、大きな大きな壁があるんだなあ
「すぐに、返事しなくてごめん!俺、返事しようと思った。だけど、なんだか急に恥ずかしくなっちゃって・・・日がどんどん過ぎて、もうめぐみは俺のこと好きじゃないんだろうな、って思った。でも、今日、可愛くなっためぐみを見て、なんだか急に話したくなった。そして話してしまった。めぐみ、あんなに待たせてごめん、俺と、付き合ってください!」
まじで・・・本当に・・・
「お・・・お願いします!私は、待つって決めたの!絶対雄介は返事をくれるって信じてたから。
こうして、私と雄介は恋人に。お祭りでの、小さな勇気が、こんなハッピーエンドになったんだよ!