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告白

みなさん、ヤッホー!佐藤めぐみです!(もしわたしが使う名前で本名がいたらすみません・・・)

わたしは、なんと、同クラの神原雄介(かみばら ゆうすけ)に恋してます!今は・・・友達関係です!

「ね~アミ~わたし、雄介にチョコあげる!」この人はわたしの大親友、川瀬アミ。わたしの恋をおうえんしてくれてるんだ~!

「お~やるじゃん、めぐみ!頑張ってね、まさか、告白も!?」

「うん・・・手紙をチョコの中に入れて・・・」

「頑張って!うまく行くよ!」

「だといいんだけどね」


~めぐみの家~

「あ~雄介はどんなチョコが好きかなあ・・・友達っていうのになんにも知らないのか・・・わたしなんて・・・友達以下じゃ・・・ あ!!わかった!雄介、ついこの間、チョコチップクッキーが好きって言ってた!だから作ってあげよう!」

それから、めぐみは想いを込めて、クッキーを作り、手紙も書き、ついにバレンタイン当日になった。

「めぐみ、行ってきな。今なら朝であんま人もいないしね」

「えっ、もう!?」

「みてごらんなさいよ!みんな準備に気を取られてるでしょ、だから今なの!」

「わかった、アミがそこまで言うなら・・・行くよ!」




「雄介!はい、これ、チョコだよ!わたしの手作り!食べてね!」

「めぐみ、いいのか?こんなおいしそうなものもらっちゃって・・・」

「雄介のために作ったんだから、食べてくれないと逆に寂しいよ」

「わかった、じゃあありがたくもらうよ。ほんとにありがとな!」


わたしはあとは返事を待つだけだと思った。しかし、それより前に越えられない壁ができてしまったのだ。


翌日、わたしは朝早く学校に行き、雄介を待った。 来た!

わたしは机に座り、雄介のほうを見、返事を待った。しかし、返事が来ないどころか、目も合わせてくれない。きっと、緊張してるのかまだ封を開けてないのだろう、わたしは思った。

しかし、何日、何週間たっても、返事もくれないし、目も合わせてくれない。そして、ついに、終業式がやってきてしまった。

「めぐみ!なにやってんの、雄介から返事まだなら、聞きに行かなきゃ!」

「アミは、こうゆうの、経験してないから言うのだろうけど、聞きに行くなんて出来ると思う!?」

つい、わたしはカッとなってしまった。「ごめん・・・アミ。あんなにカッとするなんて自分でも・・・」

「ううん、悪いのはわたしだよ。ごめんね、わたし、経験ないから、あんまり役にたたないし、無理なこと言っちゃって・・・」

「アミは、十分役にたってるよ。わたし、雄介の返事を待つ!絶対忘れてはいないと思う。何年かかっても・・・」

「めぐみ・・・」




そして、春休みが明け、また始業式の日になった。

「えーと、わたしは・・・2組だ!アミと・・・雄介は・・・」

「めぐみ!」

「アミ!何組?」

「2組!めぐみと一緒!だけどね・・・」

「?どうしたの?」

「雄介は、1組になっちゃったの・・・」

「いいよ、雄介のほうも違うクラスのほうが気が楽なんじゃないかな?」

「いつか、きっといつか、返事、くるよ!」



あれから、また何か月か経っている。雄介からの返事はまだ。だけど、廊下ですれ違うと、目が合う。

これは、まだチャンスがあると信じてもいいですか?

良くないにしても、仕方ないよ!わたしは、雄介に恋してるんだからっ!


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