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THE WORLD  作者: SEASONS
4月16日
739/4820

2時間弱

《サイド:天城総魔》


さて…。


すでに時刻は午前2時を過ぎた頃だろうか。


着替えを済ませた俺達は再び集合することにした。


「とりあえず着替えは袋に詰め込んで水路に隠しておくわよ~」


三倉が俺達の服を布袋に詰め込んでいく。


そして布袋を水路の入口に隠したことで、一通りの準備が整った。


「それで、これからどうするかよね?」


「砦の規模が規模ですので手分けをした方が良いでしょう。」


調査の方針を問い掛けてくる三倉に朱鷺田が答える。


「固まって行動する方が不自然ですし、何より砦を一周する時間もありませんので」


ああ、そうだな。


脱出までの予定を考えるなら長時間とどまるのは危険でしかない。


1秒でも早く撤退するために効率最優先で行動するべきだ。


「調査内容は各自の判断で別行動でいいだろう。集合はこの場所。時刻は4時にする」


おそらく、それを過ぎればここに人が集まるだろうからな。


朝になれば料理人達が仕込みのために集まるはずだ。


いや、その前に清掃係が集まるかも知れない。


具体的な時間は不明だが、

時間という制限は確実にあるだろう。


そのため。


2時間弱で調査を終える必要がある。


「それでは、私は一足先に行かせていただきます」


朱鷺田は足早に立ち去った。


「俺も行くが、二人は共に行動した方がいいだろう」


安全を考慮して指示を出しておく。


愛里一人では緊急時に対応できるとは思えないからな。


三倉に同行させておけば多少は安全に行動できるはずだ。


「無理はするなよ」


念を押してから俺も外へと歩き出す。


「気をつけてね」


「気をつけてください」


二人に見送られながら、砦の調査を始めることにした。


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