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THE WORLD  作者: SEASONS
4月15日
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未来を託す価値

《サイド:御堂龍馬》


「おめでとう、御堂君。」


理事長が労いの言葉をかけてくれた。


「良く頑張ったわね。あなたの示した勇気は必ず多くの人々の心に残るはずよ。」


勇気か…。


どうなのかな?


自分ではよくわからない。


前回までの僕なら素直に喜べたと思うんだけど。


今回は多くの人の前で総魔に敗北した姿を見せてしまったから。


さすがに手放しでは喜べないと思ってしまうんだ。


だけどそれでも理事長は僕の活躍を褒め称えてくれていた。


「全ての魔術師の未来の為に、あなたの存在は必ず意味を持つはずよ。だからこれからも自信を持って前に進んでね。あなたにはこの国の未来を托す価値があるの。そのことだけは忘れないで」


未来を託す価値、か…。


笑顔と共に差し出された表彰状だけど、

僕には理事長の言葉の真意は分からない。


だけどそれでも今は迷わずに表彰状を受けとる。


この表彰にどれ程の意味と、どれ程の価値があるのかはまだ分からないけれど。


それでも前に進み続けることを止めるつもりはないからだ。


未来のことなんて分からない。


それでも総魔を追い続けることで今よりも成長出来ると信じて、

表彰状を受け取ることにした。


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