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THE WORLD  作者: SEASONS
4月15日
689/4820

準優勝

「続きまして!!準優勝であるグランバニア魔導学園の表彰を行います。皆様、盛大な拍手をお願い致します!!!」


係員の指示をきっかけとして再び沸き起こる拍手の嵐。


多くの人々の称賛の声が飛び交う中で、澤木君の前へと歩み進めたわ。


「おめでとう。結果には後一歩、及ばなかったけれど。今回も良い試合だったと思うわ。だからこれからも諦めることなく、多くの人々に勇気を与えられるように努力を続けてね」


健闘を讃えながら差し出す表彰状。


澤木君も頭を下げながら笑顔で表彰状を受けとってくれたわ。


「ありがとうございます!次こそはジェノスに打ち勝って年間制覇を食い止めて見せます!!」


高らかに宣言する澤木君も大塚君と同様ね。


敗北に屈することなく、

前を向いて歩き続ける意志を示してくれたのよ。


何度敗北してもそこで諦めずに立ち向かう勇気を示した二人。


そんな二人を見れたことで、自然な笑みを浮かべてしまったわ。


澤木君も守りたいと思えたからよ。


魔術師という存在。


その意味に思い悩むことが馬鹿馬鹿しくなるくらい。


彼等は目標に向かって真っ直ぐに一歩一歩を確実に歩んでいるの。


そんな純粋なこころざしを持つ生徒達が見れたことで、心から守りたいと思えたのよ。


「ふふっ。頑張ってね。いつかきっと、願いは叶うわ」


沢木君にも思いを込めてから、再び後方へと下がったわ。


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