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THE WORLD  作者: SEASONS
4月12日
504/4820

礼儀

《サイド:御堂龍馬》


…ん?


あれ?


あそこにいるのは真哉と沙織だよね?


彼と一緒に理事長室に向かってみると、

すでに真哉と沙織が理事長室の前にいるのが見えた。


何か話をしているというよりは、挨拶をしてる感じかな?


…と言うことは。


二人も丁度、来たところなんじゃないかな。


「おはよう真哉、それに沙織も」


「おう!」


「おはようございます」


挨拶を返してくれる二人だけど、

沙織は彼にも声をかけていた。


「おはよう、天城君」


「ああ」


沙織の挨拶に小さく返事を返しただけで、

彼は迷うことなく理事長室の扉に手をかけてしまう。


そして『ガチャッ…』と、開く扉。


挨拶もなく室内に踏み込む彼に続いて、

真哉も遠慮なく中へと入って行ってしまったんだ。


そんな二人の様子を見て、沙織は動きを止めていた。


「う~ん…。」


………。


まあ、ね。


唸りたくなる沙織の気持ちは僕にも理解できるよ。


もう少し、礼儀っていうものがあるんじゃないかな?


まあ、一方的に呼び出されたわけだから

遠慮する必要はないのかもしれないけど…。


僕にしても沙織にしても真似できそうにない行動だとは思うよ。


そのせいかな?


「おはようございます」


沙織は小さくため息を吐いてから、

礼儀正しく挨拶をして室内に進んでいったんだ。


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