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ここは素直に
「まあ、ひとまずは…って感じかしら?」
…そうだな。
余計な揉め事を回避できたことでほっと息を吐く薫だが、
まだ何も話が進んでいないからな。
早急に対処するべきだろう。
…とは言え、呼び出しか。
薫の提案に対して不満はないものの。
知り合いを呼び出すというのはそんなに簡単な話じゃない。
少なくとも俺達の存在を知る関係者と言えば黒柳大悟か西園寺つばめと藤沢瑠美くらいしかいないからだ。
…だが。
西園寺つばめはジェノスを離れているために不在だ。
藤沢瑠美は会場の準備で不在のはず。
そうなると黒柳大悟しか考えられない。
…一応、ルーン研究所にはいるようだが。
多忙な黒柳を一方的に呼び出すというのは少なからず気が引けてしまう。
…それでも他に選択肢がないからな。
立ち塞がる者達を強制的に眠らせる方法はあるが、
それではやはり黒柳に迷惑をかける結果になりかねない。
…昨夜とは状況が違うからな。
ここは素直に黒柳に道を開けてもらうのが無難だろうか?
それがもっとも負担が少ないとは思う。
…仕方がない。
他に方法はないと判断して、
黒柳に呼び掛けることにした。




