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あと10分で
深くは追及しないほうが良いような会話もあったが、
藤沢瑠美の話を聞きながら地下に向かう階段を下り続けた。
そうして午前0時が近付く頃に、
ようやくルーン研究所にたどり着くことが出来た。
…懐かしい場所だな。
「黒柳がいる所長室は、確かこの通路の奥だったな。」
ルーン研究所の受付を通り過ぎて通路の奥に進んで行けば所長室があるはずだ。
…あと10分で日付が変わるようだな。
受付にかけられている壁掛け時計の針はすでに11時50分を指している。
「少し急ごう。」
これからの準備を考えるとあまりのんびりとはしていられない時間帯だ。
「黒柳に会いに行くぞ。」
「ちょっ!ま、待って!私も行くわ!!」
立ち止まって休む暇もないまま先を急ぐと。
今度は藤沢瑠美が俺を追って地下通路を歩き始めた。




