この国の
「御堂君、きみがジェノス魔導学園に入学してくれて本当に良かった。きみが達成した偉業はこれから先の未来において連綿と語り継がれていくだろう。きみが学園に入学した日の出来事はすでに遠い思い出になりつつあるが、きみと共に過ごしてきた日々を俺は決して忘れはしない。」
「………。」
4年という年月をジェノス魔導学園で過ごした御堂先輩の日々。
その思い出を思い起こしながら向き合う米倉元代表は御堂先輩とも固い握手を交わしたわ。
「きみには世話になってばかりだったな。」
「い、いえ…。お世話になったのは僕のほうです。」
「いやいや、俺達父娘を支えてくれたのはきみだ。きみがいなければ今回の名誉もありえない。そしてきみがいなければ以前の戦争も勝ち抜くことが出来なかっただろう。」
「米倉さん…。」
「きみがいなければ今の共和国はありえない。きみがいてくれたからこそ共和国は存続することが出来ているのだ。」
「そ、そんな…僕なんて…。」
「自信をもちたまえ!そして自分という人間をもっと信じるのだ。」
「自分を…信じる…?」
「それがきみの宿命であり、きみに課せられた願いなのだからな。」
「願い…ですか?」
「そう、願いだ。」
「それは…誰の?」
「もちろん、この国の、だ。」
…えっ?
「それはどういう意味ですか?」
「ジェノス魔導学園の優勝が確定したことで共和国の各町の代表者や各国の代表も交えて、ある案件に関して話し合ったのだ。そしてその結果として全員一致で最終案が可決された。」
突然の話に困惑する御堂先輩。
その疑問は私も感じてしまうんだけど、
ここで米倉元代表は驚くべき決定を発表したのよ。
「次期共和国の代表としてきみが…御堂君が選ばれたのだ!」




