表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
5月14日
4444/4820

形だけでも

「さて!これより準優勝となるカリーナ女学園の表彰を行いたいと思うのですが、大変遺憾ながらカリーナの生徒は先程の決勝戦において全員が意識不明の状態となってしまったために表彰台に上がることが出来ません!」



「「「「「………。」」」」」



係員の説明を聞いて沈黙する観客達。


それでも係員は進行を止めないために説明を続けようとしていたわ。



「せっかくの表彰の場とは言え怪我人を無理に呼び出すことは出来ませんので、今回は順位発表をもってカリーナの栄誉を称えたいと思います!!」



…ああ、うん。


…まあ、それしかないわよね。



本当は全員が行方不明で表彰できませんなんて言えるわけがないから、

形だけでも体裁を整えようとしているのよ。



「今大会の準優勝はカリーナ女学園です!!決勝戦までの無敗の活躍と今後の期待を込めて!皆様の声援をお願いいたします!!」



「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」」」」」



各地から一斉に沸き起こるカリーナへの歓声。



それらが鳴りやむのをしっかりと待ってから。



「カリーナの準優勝を表彰する!!」



一礼した米倉元代表は魔女がいない表彰台の上に表彰状を差し出したわ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ