表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
5月14日
4441/4820

あえて否定

「それではただいまより今大会での最終結果を発表させていただきます!!!」



私達が冬月さんに関して話し合っている間にも表彰式は進んでいたようね。


栗原さんが私達の前から立ち去った丁度その頃に、

本格的に順位発表が行われようとしていたわ。



「前大会では2回戦でジェノスに敗退したデルベスタ多国籍学園でしたが、今大会では一気に順位を上げて堂々の3位を勝ち取りましたー!」



「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」



係員の宣言の直後に一斉に広がる歓声。


フェイ・ウォルカさんに対する称賛の声が各地から飛び交う中で、

大会の役員を務める米倉元代表が役員の代表として歩みを進めていく。



「良く頑張ったな。」



第一声は笑顔で告げて、

そっと差し出した手でフェイ・ウォルカさんと固い握手を交わしたのよ。



「きみの活躍は軍部から幾度となく聞いていたが、実際に見た実力は噂以上だった。話で聞く情報と実際に見て感じ取れる迫力というものは全く違うものだが、それでもきみの実力は俺の予想を遥かに越えていたように思う。ゆえに、まさしくきみは共和国が誇るべき最強の戦士と言えるだろう。」


「ありがとうございます。」



しっかりと握手を交わしながらフェイ・ウォルカさんを褒めたたえて大絶賛する米倉元代表。


その最高の称賛を受けるフェイ・ウォルカさんは、

深々と頭を下げて感謝の気持ちを表していたわ。



…だけど。



フェイ・ウォルカさんは自分への称賛をあえて否定したのよ。



「褒め讃えていただけるのは本当に嬉しく思います。ですが自分がここまでこれたのは自分を支えてくれた大切な仲間達がいたからです。決して自分の力だけでここまできたわけではありません。ですので表彰という意味では仲間達も同様にお願いします。」



…仲間、か。


…確かにそうよね。



「大会3位という結果は仲間達と共に勝ち取った順位です。そのことを自分は誇りに思っています。」



自分一人の力で勝ち上がってきたわけじゃない。


その思いを含ませるフェイ・ウォルカさんの言葉には、

心から仲間を大切に想う強固な意志が感じられたわ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ