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判断は決定した
「あまり回りくどい言い方ではきみ達の不安を煽ってしまうだけだからな。まずは率直に言わせてもらうが、すでに俺の判断は決まっている。」
…え?
とても穏やかな微笑みで私達を見つめてくれる米倉元代表は、
すでに自分の気持ちが決まっていることをはっきりと断言したのよ。
「先ほどの質問によって俺の判断は決定した。」
…うぅ。
どうやら『何か言うべきことはあるかどうか?』という問い掛けによって米倉元代表の決断は決まってしまったようね。
「わ、私達はどうなるんですか?」
試合の勝敗の結果と大会の優勝の行方。
その最終判断がどうなったのかを問い掛けてみると。
「俺は御堂君の勝利を認める。」
米倉元代表は私や御堂先輩の責任を追求しようとはせずに、
御堂先輩の勝利をはっきりと認めてくれたのよ。




