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THE WORLD  作者: SEASONS
4月10日
441/4820

講師、沙織

《サイド:深海優奈》


食堂で総魔さん達と別れたあとで、

私と悠理ちゃんと常磐先輩は図書室に移動しました。


食堂から図書室は結構近いのですぐに到着できます。


移動時間は数分ですね。


図書室は校舎内にあるわけではなくて、

校舎に隣接する大きな建物になるのですが。


校舎からも直通で出入りできるという理由で、

図書館ではなくて図書室と呼ばれています。


「それじゃあ、まずは参考書を探さないといけないわね。二人はどういう勉強がしたいの?」


えっと~。


どういう勉強がしたいのでしょうか?


正直な話。


何をどう勉強すれば良いのか、そこからすでに分かっていません。


なので、私達は揃って首を傾げてしまいました。


ただただ魔導書を集めて読んでいただけなので、

勉強の仕方までは考えていなかったからです。


そんな私達を見ていた常盤先輩は苦笑しているようです。


「ちょっと待っててね」


私達を残して、どこかへ歩いて行きました。




その後。



5分と経たずに戻ってきた常盤先輩の両手には、

何冊かの魔導書が重ねられていました。


「行きましょう」


「「はい!」」


常盤先輩の先導で空いているテーブルへと向かいます。


窓際の明るい席を選んだ私達は3人揃って席に着きました。


私と悠理ちゃんが隣同士で、常盤先輩が正面です。


席についてからすぐに、

常盤先輩はテーブルの上に魔導書を並べていきました。


そして私達に微笑みながら、ゆっくりと本を開きます。


「それじゃあ、始めましょうか」


「「はい!よろしく、お願いします!」」


常磐先輩の指導の下で、

私と悠理ちゃんは本格的に勉強をすることになりました。


「分からないことがあったら、すぐに言ってね」


とても優しい声で、私達にも理解できるように勉強を教えてくれる常盤先輩は

本当に優しくて素敵な女性だと思います。


魔道書の読み方から勉強の方法など、色々なことを教えてくれるんです。


こんなふうに誰かに勉強を教えてもらえることはそうそうないと思います。


だから私と悠理ちゃんは、

常盤先輩に迷惑をかけないように一生懸命勉強することにしました。


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