4401/4820
聖域にも亀裂
試合場全域に広がって、
防御結界の内部で激しく炸裂する裁きの光。
これまで何度も目にしてきたジャッジメントの中でも間違いなく最大級と言える究極の破壊の嵐は、
数百人規模の防御結界を次々と打ち破りながら私が発動している聖域にも亀裂を走らせていったわ。
「う、うわ~…っ。」
急速に弱まっていく結界。
全力で魔力を注ぎ込んだ魔法結界さえもたやすく崩壊してしまいそうなでたらめな破壊を撒き散らす御堂先輩の力は本当の本当にすごいとしか言いようがないわ。
「すごすぎ…。って言うか、このままだと結界が…っ。」
もってあと十数秒かしら?
そのあとにどうなるかなんて考えたくもないと思っていると。
『…協力しましょうか?』
突如としてあの人の声が聞こえてきたのよ。




