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THE WORLD  作者: SEASONS
5月14日
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大会の真の目的

…きっとこれが彼の望んだ試合なのね。



竜崎慶太さんが手を貸して。


ウィッチクイーンも従って。


竜崎雪さんと栗原薫さんも、

この状況を作り上げるために黙々と活動していたのよ。



そして御堂先輩を支えるために長野君がいて。


私や芹澤さんや矢野さんや和泉さんが集められた。


きっとそういうことなんだと思う。



…おそらくは初戦のグランバニア戦も。


…そのあとのエスティア戦も全て。



何もかもが彼によって仕組まれていたのかもしれないわ。



…だから。



準決勝戦でジェノスが追い込まれたのも本当は彼からの指摘だったのかもしれないわね。



…そう言えば、長野君も言ってたっけ?



どんな実力者でも油断すれば負けることがある。


それを警告するための試合だったって言ってたような気がするわ。



だからきっと何もかもが彼の計画だったのよ。



…でも。



だとしたら私の覚醒も計画の一部なのかしら?



…だとしても。



これから始まる試合は御堂先輩のための何かが仕組まれているはずよね。



…単純な可能性としては?



御堂先輩にもう一度ラグナロクを持たせること。


それしかないと思うわ。



…そのためのきっかけとなるのが、冬月彩花さんなのね。



私や他の誰かではなくて、

冬月彩花さんだけが彼の期待に応えることが出来る。


きっとそういうことなのよ。



…冬月さんに挑むことで御堂先輩はラグナロクを取り戻せる。


…それがこの大会の真の目的ということかしら?



そんなふうに考えながら歩みを進めて、

ジェノスの待機所にたどり着こうとしたところで。



「…対するカリーナ女学園からもついに彼女が登場しますっ!!史上最強の魔女として共和国の歴史にその名を刻むであろう冬月彩花選手の登場ですっ!!!」



ついに冬月彩花さんの名前が宣言されたのよ。


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