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THE WORLD  作者: SEASONS
5月14日
4281/4820

今の私の限界

「フェイ・ウォルカ選手が戦闘不能状態のため、冬月彩花選手の勝利としますっ!!!」



試合場の崩壊した時点で審判員が昏倒していたようで、

これまで試合の進行が滞っていたけれど。


栗原薫が立ち去ったことでようやく進行が再開されたようね。



「3勝0敗により、カリーナ女学園の決勝進出が決定しました!!!」



強豪デルベスタを相手に無敗で勝ち進んだ今回の試合。


竜崎雪による治療のおかげで乃絵瑠と奈々香の体と魔力も万全な状態に近付いていく中で準決勝戦は無事に終わりを迎えたわ。



…さすがにフェイ・ウォルカが率いるデルベスタは強敵だったわね。



私は無傷で勝てたとは言え、

決して楽勝だったわけではないからよ。



…魔力の消耗が激し過ぎるわね。



足りない体力と技術を魔力だけで補い続けたために、

長期戦になれば私が敗北していたかもしれないわ。



…もって5分。


…それが今の私の限界ね。



今の実力ではまだ長野紗耶香には届かない。


それだけは確信をもって断言できるのよ。



…もっと強く。



今よりも更なる高みへ。


今よりも更なる力を。



そして。



…御堂龍馬も倒して見せるわ。



今回の大会は私達が優勝する。



その想いを抱きながら乃絵瑠達が待っている待機所へ戻ると。



「お帰り、彩花!」



乃絵瑠がいつものように笑顔で出迎えてくれたのよ。



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