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THE WORLD  作者: SEASONS
4月10日
421/4820

一斉処分的な

「今日の定食は焼き物が多いわね~」


「ああ、そうだな。昨日の残り物に火を通して調理したんだろう」


ああ~、うん。


ホントにそうとしか思えない感じね。


総魔が食べてるのはいつもの『格安定食』よ。


だけど今日の内容はいつもに増して焼き物が多く思えるわ。


お肉も野菜も炒めてあるし。


生の食材が一つもないように思えるのよ。


まあ、漬物だけは加熱してないっぽいけど。


それ以外の全ての食材がしっかり加熱してあるように見えるわね。


「残り物の中でもさらに期限の危なそうなのを詰め込みましたっていう感じ?」


「まあ、そうだろうな。」


「それって美味しいの?」


「味は問題ない。見た目は今までの中で最も悪く思えるがな」


「やっぱり…」


総魔でさえもそう思うのね。


だとしたら今日の格安定食は本当に在庫一斉処分的なノリで作られたんでしょうね。


その分、いつもよりも少し量が多めな気がするわ。


いらないから量を増やしたのか…。


罪悪感が募って気持ち増量してみたのか…。


どちらが正解かは分からないけれど、

普段の3割増くらいに思えるわね。


「全部食べれるの?」


「ああ、量は増えているようだが、味付けは薄めだからな。残すほどじゃない」


「そうなんだ…。」


味が薄いのって良い意味なのかな?


それとも味がないっていう意味なのかな?


それすら私にはわからないけど。


とりあえず完食できる程度には美味しいって信じてみることにしたわ。


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