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無意識の内に
…ん。
…うぅん。
…あ、あれ?
『チュンチュン…。チュンチュン…。』と小鳥の囀る声が聞こえて目が覚めました。
…もう朝ですか?
まだホンの少し寝ぼけながらも窓の外に視線を向けてみると、
外に見える景色は少しずつ明るくなろうとしています。
…時間は?
まだ6時にはなっていないようですね。
…まだ起きるのは早いかな。
もう少し眠っていたいと思ってしまったことで、
無意識の内に再びお布団の中に潜り込んでいました。
…総魔さん。
何気なく隣のベッドに視線を向けてみると、
総魔さんもまだ寝ているようですね。
いつ寝室にきたのかは知りませんが、
総魔さんが眠っているのなら急ぐ必要はないはずです。
…おやすみなさい。
…総魔さん。
総魔さんが隣にいてくれることに幸せな気持ちを感じながら、
そのまま二度寝してしまいました。




