3889/4820
半々くらい
…うわぁ~。
「人が一杯ですね。」
ギルドの1階にある食堂に来てみると、
夕食の時間帯ということもあってすでに沢山の人達が集まっているようでした。
…見た感じだと。
元々ギルドで働いている人達と、
マールグリナの魔術医師の方々が半々くらいでしょうか?
私や総魔さんのようにたまたまギルドに立ち寄った人もいるとは思いますが、
誰がそうなのかまでは分かりません。
…魔術医師の人達は分かりやすいんですけどね。
白衣を着ていたり、
難しい専門用語を話していたりするので、
お医者さんだということはすぐに分かります。
ただ、ギルドの人達は制服だったりそうでなかったりするので一目で判断するのは難しいです。
…とりあえず、知り合いがいなければそれで良いんですけどね。
私と総魔さんを知っている人がいなければ何の問題もありません。
「注文に行きますか?」
「ああ、そうだな。これ以上人が増える前に部屋に戻った方が良いだろう。」
「ええ、そうですね。」
知り合いと遭遇する前にお部屋に戻るために、
少し急いで夕食を頂くことにしました。




