表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月9日
381/4820

だけじゃない

そしてようやく。


ようやく僕は帰ってきた。


頂点を目指してたどり着いた第1検定試験会場。


ここが僕達の目指していた場所になる。


すでに通い慣れているはずの会場なのに、何故かとても懐かしく感じてしまうね。


降格していたのはたった数日なのに。


それなのにとても長い間、離れていたような気がするんだ。


だからかな?


この場所に『帰ってきた』と思えたんだ。


「さあ、会いにいくよ」


彼と合流するために会場内へ足を進めようとしたんだけど…。


「先輩~!!」


誰かが背後から僕に駆け寄ろうとしているようだった。


この声は…?


聞き覚えのある声だね。


すぐに振り返ってみると…


「悠理!」


笑顔を浮かべながら駆け寄ってくる悠理がいたんだ。


最初の会場で別れてからずっと会っていなかったけど。


あの頃よりもずいぶんと成長したように見えるかな。


特別何かが変わったわけじゃないけれど。


どことなく自信に満ち溢れているようなそんな気がするんだ。


だからきっと。


悠理もどこかで頑張っていたんじゃないかと思う。


「久しぶりだね。」


「はぁ…はぁ…。はい。先輩、お久しぶりです。」


僕の側に駆け寄って呼吸を整える悠理の表情はとても嬉しそうに見えた。


「しばらく会わないうちに成長したようだけど、今は何番なんだい?」


「9999番です!」


ははっ。


ギリギリの番号だね。


だけどその番号はセカンドへ進んだことを示しているんだ。


「そうか、良く頑張ったね。おめでとう」


「はい!ありがとうございます!」


いい笑顔だと思う。


僕や翔子だけじゃないんだ。


もちろん彼や深海さんだけでもない。


悠理や…。


おそらくは武藤君も成長しているはずなんだ。


「みんな、頑張ってるんだね」


そう思えたからこそ。


頂点という舞台を目指して、再び会場へと視線を向けてみた。


ここが僕達の居場所なんだ。


そしてここが僕の望む決戦の地なんだ。


「行こう、悠理」


「はい!」


悠理と共に、会場内へと足を進めることにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ