表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
5月7日
3744/4820

一日の行動範囲

全ての準備が整ったことで、

ようやく御堂さんのためのお祝いが始まりました。



…これだけ集まると、やっぱり賑やかだよね。



千夏さんはまだ目覚めていませんけど。


それでも9人いると十分すぎるほど賑やかです。



その中でも特に一番元気なのが里沙さんなのですが。


長野さんや由香里さんも明るい性格の方なので、

常に話題が尽きることがなくてとても楽しい雰囲気が室内に広がっていました。



…お祝いって言っても。



特別な何かがあるわけではないのですが。


それでもこうして集まれることがとても素敵だと思います。



…こうしてみんなが集まれるだけですごく楽しいよね♪



学園に所属していない私は、

なかなかみんなに会える機会がありません。


一日の行動範囲のほとんどがお家か商店街だけなので、

こういう機会をいただけるだけでもすごく嬉しいですし、すごく楽しいです。



なので。


今の幸せな気持ちを里沙さんに伝えることにました。



「今日は誘っていただいてありがとうございました♪」


「ん?あ~、良いの良いの。別にお礼を言われるほどのことじゃないしね。」



…いえいえ。



「そんなことないですよ~。」


「そう?でもまあ、私達にしても成美ちゃんがどうしてるのかな~?って気にしてた部分があったから、特別なことは何もしてあげられないけど、せめてこういう機会くらいは用意したいなって思って開催しただけだしね。そんなに気を使わなくていいわよ。」



…あっ、はい。



「ありがとうございます。それでも誘っていただけてすごく嬉しいです♪」


「あははっ。そう言ってもらえると私も嬉しいわ。まあ、次にいつこういう機会が用意できるか分からないけど、何かあったらまた適当な理由をつけて成美ちゃんに声をかけるから、時間があったら遊びに来てね。」


「は、はいっ!」



喜んで参加させていただきます。



「ふふっ。それじゃあ思いっきり楽しんでいってね。」


「はい♪」



ちゃんとお礼を言えたので、

ここからは私も純粋にお祝いに参加させていただこうと思います。



…せっかくだから、もう一度みんなに挨拶をしておこうかな。



残り僅かな時間を無駄にしないために、

しっかり挨拶をしておくことにしました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ