表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
5月6日
3674/4820

お手本にして

…やっと3人揃ったね。



午後7時まであと2分というところで、

手を洗って戻ってきたお父さんが私の正面の席に座りました。



「うんうん。良い匂いがするな。やっぱり母さんの手料理が一番だな。」


「あらあら、おだてても何もでないわよ?」


「いやいや、別におだててるわけじゃないさ。本当にそう思うから言葉にしてるだけだよ。」


「うふふっ。」



お父さんに褒められたお母さんは、

とても幸せそうに微笑んでいます。



…やっぱりこうじゃないとダメだよね~。



みんなで笑いあって、

みんなで幸せを感じられるささやかな一時が何よりも大切だと思います。



…これが幸せだよね。



大好きなお父さんとお母さんが幸せでいてくれることが私にとっても幸せで、

とても素敵なことだと思います。



…だからこれからも。



これからもずっと幸せな時間を過ごしていたいです。



「私もシチューを作るのを手伝ったんだよ~。」


「ええ、そうね。成美が手伝ってくれたからすごく助かったわ。」


「成美もいつか母さんのように料理が得意な素敵な女性になれるかもしれないな。」


「うん!」



大好きなお父さんとお母さんを眺めながら話し掛けてみると、

二人とも私を褒めてくれました。



「えへへへ~。頑張るよ♪」



お母さんをお手本にしてこれからも頑張りたいと思います。



「早く食べよ~。」


「ええ、そうね。」


「ああ、そうだな。せっかく作ってもらったシチューが冷める前にいただいてしまおうか。」


「うん!」



それぞれに両手を合わせた私達は、

しっかりと挨拶をしてから出来立てのシチューをいただくことにしました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ