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THE WORLD  作者: SEASONS
4月8日
350/4820

もう無理?

《サイド:近藤悠理》


午後7時13分。


気が付けば3時間以上も試合を観戦していたわ。


閉館まで残り時間はあと僅か。


あと50分程で今日は終わってしまうのよ。


それまでに次の対戦相手を探したいんだけど…。


会場内を歩き続けてみても、なかなかこれっていう生徒が見つからないのよね~。


そもそも弱そうな生徒なんているわけもないし。


圧倒的って言えるくらい実力に差があるんだから。


勝てそうって思える生徒なんているわけがないのよね~。


だから、そんなに簡単に見つからないのは仕方ないわ。


2000人の生徒が集まる会場だけど、実際には100人もいれば良い方だと思うしね。


…っていうか。


今はもう閉館間近だから100人どころか半分の50人すらいないと思うわ。


たったこれだけの人数の中から、私でも勝てそうな生徒なんているわけがない…と思う。


実際問題。


これまで見て回った範囲内で言えば、隙のありそうな生徒は一人も見つからなかったわ。


今日はもう無理かな?


大人しく諦めようと思って受付に向かってみる。


そして会場を出ようとしたのとほぼ同時に、見慣れない生徒が会場に入ってきたわ。


う~ん。


せっかくだし観戦していこうかな?


思い直して振り返ってみる。


新しく参加してきた彼は試合場Bー4に向かったみたい。


とりあえずあとを追い掛けることにしたわ。


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